自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について
これも、ほとんど定期的に同じようなことを書いている気もしますが、でもやはりこう言われたらこう返さないわけにはいかないでしょうね。
https://www.sankei.com/article/20210531-7NVMJQZU2VJBJP3BXCRCSHNSRE/(「これではリベラル政党」 自民保守派の油断と憂鬱)
自民党で24日から28日にかけて、同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進を図る法案をめぐり激論が交わされた。菅義偉(すが・よしひで)政権が発足して以降、党内ではLGBT法案推進だけでなく、選択的夫婦別姓を容認しようとするなどの動きも目立つ。自民党保守派は「これではまるでリベラル政党だ」として、党内の議論に警戒を強めている。
いやいや、「これではまるでリベラル政党」って、そもそも現代日本において、正々堂々とその正式名称に「リベラル」を名乗っている政党は自由民主党しかありませんことよ。
その証拠に、ほら上の写真にでかでかと写っている自由民主党のロゴ。「Lib Dem」はもちろん、「Liberal Democratic Party」の略です。
立憲だの国民だの、どこの政友会かという戦前風の党名に比べて、リベラル民主党と名乗っている唯一の政党が「これではまるでリベラル政党」と嘆くのですから、そのねじれっぷりは堂に入っています。
(参考)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-787c.html(自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-0389.html(自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について)
ちなみに、2017年時点では小沢一郎氏と山本太郎氏が「自由党(Liberal Party)」なるものを作っていたので、唯一ではなくなっていましたが、その後すぐに消滅したみたいなので、今日ただ今ではやはり自民党が唯一のリベラルと名乗る政党です。
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