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2021年4月 2日 (金)

「知的怠慢」への清涼剤として

昨日、エイプリルフールの日に、大内伸哉さんがブログ「アモリスタ・ウモリスタ」で、同一労働同一賃金という言葉をめぐるマスコミや専門家の「知的怠慢」を厳しく批判しています。

http://lavoroeamore.cocolog-nifty.com/amoristaumorista/2021/04/post-4d37f0.html

・・・ところで,「同一労働一賃金」は,いまだに「同じ仕事をすれば,同じ賃金がもらえる」という紹介の仕方を,ほとんどのマスメディアがしており,今回の産経新聞の記事も解説のところでは,その趣旨のことが書かれていました。しかし,そもそも日本の雇用社会で,そんなことが実現できるはずがないという疑問を,マスメディアの人はもたないのでしょうかね。そうした疑問をもたずに,法改正で「同じ仕事をすれば,同じ賃金がもらえる」ことになったという紹介の仕方をし続けるのは,知的怠慢と言うべきでしょう。・・・・

Image0_20210401085201_20210402084701 実は奇遇ですが、同じエイプリルフールの日に届いた倉重公太朗さん編著の『【日本版】同一労働同一賃金の理論と企業対応のすべて』(労働開発研究会)』の序章において、わたくしがまさにそこのところを鋭く問い詰めています。

・・・中小企業における施行(2021年4月)を目前にした現在、八つぁんよろしく「てぇへんだ、てぇへんだ」と「同一労働同一賃金」を煽り立てる書籍は書店にうずたかく積まれています。昨年の異様な「ジョブ型」の流行を見るまでもなく、薄っぺらな理解のまま流行語がもてはやされるのは世の常ではありますが、「【日本版】同一労働同一賃金」がいかなるものであり、そしていかなるものではないのかを、冷静に厳密に詳細に論じ尽くしていく本書をじっくり読んで、心を落ち着かせて下さい。

この書影の下の方の緑の帯状のところで、大御所の先生方が言われているのもその点なのでしょう(山口先生のシーザー云々はよく分かりませんが)。

「同一労働同一賃金」の本質を正しく喝破した上、判例・指針を正確に踏まえて企業実務を余すところなく指南する好著。東京大学名誉教授 菅野和夫

「日本版」の標題のとおりガイドラインのマジック的表現を判例分析などから、企業実務にわかりやすく解説。 安西法律事務所 弁護士 安西愈

「働き方改革」の視察にローマからシーザーがやってきた。一知半解は困るのでこの本を見せた。彼はたちどころに言った。「来た、見た、買った、すばらしい本だ」 上智大学名誉教授 山口浩一郎

「同一労働同一賃金」は法律を超えた広い視点からの検討が必要であり、法律家にとどまらず各分野の労働エキスパートが執筆する本書はこの課題に応える好著である。 学習院大学名誉教授 今野浩一郎

大内さんの指摘する「知的怠慢」への一服の清涼剤になるのではないでしょうか。

しかし倉重さん、ようこれだけ偉いひとのコメントもってきたなあ。

 

 

 

 

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コメント

と言いますか、hamachan先生のご著書あるいはブログで読んだ記憶がありますが、日本の労働法規は一応欧米のものをほぼそのまま継承してるはずですよね?
労働法規もジョブ型を前提に構築されているとか。

でも未だにマスコミ・専門家はそんなことは無視して戦後のメンバーシップ型への転換を支持し、そして未だに未練抱いていませんか?

これこそ日本のマスコミ・専門家の知的怠慢ではなかろうかと(^^;

そこまで言い出すときりがないので。

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