EUが賃金透明性指令案を提案
昨日(3月4日)、EUの欧州委員会が「賃金の透明性とその実施機構を通じた男女同一価値労働同一賃金原則の適用を強化する指令案」というのを公表しました。
男女同一賃金のコロラリーみたいな指令案ですが、中身をチラ見すると、例えば採用前の賃金透明性として、使用者は当該職位に帰せられる客観的で性中立的な基準による初任給水準とその幅を、空席公示や面接以前の段階で示せとか、応募者にそれまでの賃金額を聞いてはいけないとか、興味深い規定が含まれています。
近頃「透明性」って言葉が労働法の世界でも流行っていますが、これも研究の必要性がありそうです。
« 【GoTo書店!!わたしの一冊】第9回:カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史』 | トップページ | 國武英生『新訂 雇用社会と法』 »
« 【GoTo書店!!わたしの一冊】第9回:カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史』 | トップページ | 國武英生『新訂 雇用社会と法』 »
コメント