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2021年3月21日 (日)

木下秀雄・武井寛編著『雇用・生活の劣化と労働法・社会保障法』

08480 木下秀雄・武井寛編著『雇用・生活の劣化と労働法・社会保障法』(日本評論社)をお送りいただきました。龍谷大学のシリーズです。今回は副題に「コロナ禍を生き方・働き方の転機に」とあるように、コロナ禍をめぐっての論考となっています。

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8480.html

コロナ禍で激変した社会・就労構造をめぐる問題を労働法と社会保障法の視点から解明し、人間らしい社会生活の仕組みを探究する。

私自身のものも含め、大体似たような領域を論じているんですが、その中でちょっと異色というか、ほかの雑誌特集や出版物では取り上げられていないトピックとして、濱畑さんによる大学非常勤講師をめぐる問題があります。

第4章 複数就業と労働・社会保障の課題ーー大学非常勤講師の働き方を中心に……濵畑芳和

複数就業といったときに、ある面からはハイエンドな仕事でありながら、他の面からはワーキングプアでもあるのが大学非常勤講師の世界でしょう。

とりわけ、一人で十いくつも掛け持ちしている専業非常勤講師は、一コマ幾らの安い報酬で、特に今回のコロナ禍では、大学ごとに異なるLMSに対応してオンライン授業をしなければならず、実際の労働時間が週100時間を超える状態すらあったようです。

いろんな意味で労働法や社会保障の矛盾が凝縮しているのですが、そもそも今の大学というビジネスモデルの矛盾が露呈しているのかもしれません。

 

 

 

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コメント

> 私的利用も含めたSNS利用ガイドラインを早急に公開し教職員に周知徹底し、このような事態が二度と起こらないよう努めてまいります。
https://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2021/03/24/s001/

> 労働法や社会保障の矛盾が凝縮しているのですが、そもそも今の大学というビジネスモデルの矛盾が露呈しているのかもしれません。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-823cdf.html

まっ、大学(?)は「ジョブ型から、ますます、遠ざかって行く」ということで。
研究者は「私的な振る舞いも含めて評価の対象」というのは、昨今のアメリカの
大学の風潮などを見ると、実は「世界に先駆けている」のかもしれませんけどね。

> 少子化の影響が大きいでしょう。子どもが少ないからこそ、親は性別を問わず大事に育てます。教育投資も惜しみません。
https://www.alterna.co.jp/35333/

「キャンセルカルチャー」と「良家の出であることを保証するの」は相性が良くて、
それを道義的に非難することはできませんが、また、ビジネスモデルとしても正解と
いうことは充分にあり得るだろうとは思いますけど、ただ、キャンセルカルチャーを
受け入れるということは「学問の場でなくなる」ということを意味することぐらいは
自覚して貰わないと困りますね。大学教員、って結局、何やってる人なの?牧師さん
みたいなものですか?ということになりそうですけど。

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