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2021年3月17日 (水)

珍しく極めてまっとうなコンサル系「ジョブ型」論

Rouseijihou 濱口は、メディアに載る「ジョブ型」を見る度に、「これは違うぞ、あれも違うぞ」とわめき続けているのではないかとご心配の皆さま。気分はそれに近いところもありますが、それでもたまに見るジョブ型論に、正真正銘極めてまっとうなものがあるととても嬉しくなります。

特に、コンサル系の方の文章に、ジョブ型の現場感覚溢れるまっとうな叙述を見ると、その同業者諸氏に「おまいら、まずこれ嫁」という気分になりますね。

どれがそれなのかと言いますと、紙媒体の『労政時報』の4009号、4010号に連載された三菱UFJリサーチ&コンサルティングの石黒太郎さんの「丁寧に考察するジョブ型雇用の人材マネジメント 〜経験者によるポイント解説〜」です。

https://www.rosei.jp/common/data/backnumber/pdf/4009.pdf

https://www.rosei.jp/common/data/backnumber/pdf/4010.pdf

この石黒さん、

筆者は、組織人事のコンサルタントにキャリアチェンジする以前、自動車関連日本企業の本社人事部から北米製造法人に海外駐在した経験を有する。ジョブ型雇用の現地労働社会において、3000名規模の従業員を擁する会社の人材マネジメントを統括することが筆者の駐在員としての役割だった。ジョブ型雇用を人事部門長の立場から実際に運用した当時の苦労から、日本企業にとってジョブ型雇用への移行は一筋縄ではいかない難題であることを肌身で感じており、ジョブ型雇用という言葉が安易かつ不適切に日本の経済界で独り歩きしている今の状況を強く憂いている。

という方で、本場のジョブ型を身にしみて体験した方であるだけに、流行に乗って一知半解をまき散らす向きとは断然違う的確な解説を繰り出していきます。

もちろん、それらはすべてジョブ型社会の常識なのですが、その常識が消え失せ、非常識なジョブ型論ばかりが跋扈する昨今、一服の清涼剤として、是非服用を勧めます。

 

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コメント

労政時報の記事をご紹介いただき、ありがとうございました。
ジョブ型雇用に関する誤った情報やポジショントークが世の中に流布する中、経験者の立場から一石を投じたく、商売抜きで執筆させていただきました。
こちらのブログでhamachan様から駄目出しされたらどうしようと、内心ビクビクしていましたが、これで枕を高くして寝られます!
コンサルタントの立場から日本社会に貢献できるよう、引き続き、尽力してまいりたいと思います。

わざわざおいでいただき恐縮です。
次号以降の連載も引き続き期待しております。

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