常見陽平さん、小熊英二さんに「オススメ」されました
というわけで、『中央公論』の新書大賞。『働き方改革の世界史』はランク外ですが、この分野の目利き2人に「オススメ」されています。
一人は常見陽平さん。
「働き方改革」と新型コロナウイルスショックのその先を考える上で、立ち止まって読みたい1冊。経営者と従業員の利害調整に関して、人類はどのように試行錯誤を続けてきたのかがよく分かる労作。現在の労使関係の理論がどのように生まれたか、理想と現実のギャップなどがよく分かる。経済新聞などで論じられる上滑り感のある日本型雇用見直し論などを鵜呑みにする前に、一度読んでおきたい本。人間はどのように働いてきたかわかる教養書でもある。
もう一人は小熊英二さん。
労働運動/労使関係の古典文献を読み解きながら、現代日本の「働き方」を再考、「日本の現代」を拘束している限界を時間軸と空間軸の両面から知るには、「世界の歴史」を学ぶことが必須と教えられる。
ものごとを分かっている方に理解してもらうのはうれしいものです。
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