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2021年2月19日 (金)

UNCORRELATEDさんの書評

9_20210219091901 一昨日、アンコリさんがツイートで『働き方改革の世界史』にコメントされていたのを紹介しましたが、その後ブログ「ニュースの社会科学的な裏側」で、より詳しい書評を展開されています。

http://www.anlyznews.com/2021/02/blog-post_18.html(名著から学ぶ『働き方改革の世界史』)

・・・立命館大学の海老原嗣生氏と労働政策研究・研修機構労働政策研究所の濱口桂一郎氏がこういう状況を改善するためにか、ユニークな労働組合の歴史と構造を学ぶための本を出していたので拝読してみた。『働き方改革の世界史』は、構成から大学の半期の講義での利用を考えた節のある、労働問題に関する名著の紹介を通して、労組の始まりから没落気味なところまでの歴史と種類別の機能、さらに国際的な違いが学べる本。ただし、序章で普通の日本人は労働争議の手順すらしらないことを嘆いているが、法的手続きのような細かいことが学べる本ではない。 

私がいう話ではないかもしれませんが、かの『エンゼルバンク』のモデルであり、人呼んで「雇用のカリスマ」こと海老原さんをつかまえて「立命館大学の」というのは、いささかいかがなものかと。

・・・引用部分ではない地の文の語り口は軽いし、だらだらと読んでいくとトレード(職業)型/ジョブ(職務)型/パートナーシップ型といった概念の違いが分かるようになるし色々と勉強になるので、労働組合に興味がある人にも、理論や計量を主に学んでいて制度的な知識が危うい人にも、労働組合を悪く言いたい人にもお勧めできるのだが、ぼそっと書いてある労組がマクロ経済に与える影響については、学部生も対象読者にしている本だと思うので、もう少し慎重に書いて欲しかった。「結果的にデフレ二○年間を生み出してきた日本型社員組合」(p.36)とぼそっと書いてあったりするが、それがデフレの原因と言うには理論的、計量的な分析が要るし、そもそも物価が継続的に下落していたのは「失われた二十年」の最初の十年弱でしかない。

ここはツイートで批判されていた論点と同じですね。

で、最後に私の一昨日のエントリを受けてこう追記されています。

追記(2021/02/18 21:37):同じような内容のツイートの方に、デフレに関しては「半世紀前の「聞き分けのない労働組合がインフレの元凶だ」という議論をそっくりそのまま裏返しただけ」と言う説明があった。そう言えば昔、そういう話もあった。

(なお)

ちなみに、アンコリさんのこのブログの直前のエントリでは、例のラムザイヤーさんの部落民論文に対する角岡さんの批判を批判しています。議論の中身そのものというよりも、書かれていることの典拠があるかないかという、ある意味で極めて重要な問題に触れていて、興味深いものでした。

 

 

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