『日本労働研究雑誌』2021年特別号(No.727)
『日本労働研究雑誌』2021年特別号(No.727)は、例年通り2020年労働政策研究会議報告ですが、コロナ禍でこの会議自体が開催されなかったため、そこに提出された論文が載っています。
総括テーマ
総括テーマ 〈平等〉の視点からみた女性労働(PDF:464KB)
2020年労働政策研究会議準備委員会総括テーマ・概要(PDF:624KB)
武石 恵美子(法政大学キャリアデザイン学部教授)総括テーマセッション「〈平等〉の視点からみた女性労働」
論文
組合の視点からみた女性労働 永島 智子(元イオンリテールワーカーズユニオン中央執行委員長)男女の雇用平等──法制の現状と課題 中窪 裕也(一橋大学教授)
日本における男女不平等──賃金格差の要因分析を中心に 山口 一男(シカゴ大学教授)
女性活躍指標の吟味からみた男女のキャリアの違い 脇坂 明(学習院大学教授)
自由論題セッション
論文要旨
芸能人の労働者性 佐藤 大和(レイ法律事務所)管理職層における発言機構の整備──三菱電機の1981年役職制度改訂・労働協約改訂 鈴木 誠(長野大学准教授)
論文
総合職共働き世帯における転勤発生時の意思決定プロセスとその影響 小山 はるか(法政大学大学院)論文要旨
大卒若年労働者の学び経験とキャリア形成──「ゆとり教育」に注目して 平井 晴香(同志社大学大学院博士前期課程修了)浦坂 純子(同志社大学教授)〈平等〉の視点からみたパート労働の日独比 田中 洋子(筑波大学教授)
論文
中小企業における中途採用者の組織適応及び働きがい・定着意識向上に関する研究 田中 秀樹(同志社大学准教授)論文要旨
自己調整学習方略が学習効果に及ぼす影響と事業戦略および学習支援の調整効果 佐藤 雄一郎(法政大学大学院博士後期課程)石山 恒貴(法政大学教授)論文
スウェーデンにおける労働協約を通じた派遣労働者の賃金決定 西村 純(JILPT副主任研究員)前浦 穂高(JILPT副主任研究員)ダイバーシティのもとでの集団的労使コミュニケーション──少数派による「集団的発言」機能に注目して 松浦 民恵(法政大学教授)
論文要旨
海外勤務経験者の帰国後キャリアトランジション──日本人女性事例における適応行動とアイデンティティ 細萱 伸子(上智大学准教授)論文
仕事と介護の両立における介護疲労やストレスが就労に及ぼす影響について──離職の可能性とプレゼンティーズムに着目して 林 邦彦(法政大学大学院博士後期課程)論文要旨
母親を取り巻く労働環境とワーク・ライフ・バランス 内藤 朋枝(成蹊大学非常勤講師)
全文掲載論文と要旨だけ載せている論文は、準備委員会が選定したとのことですが、私個人からすると、既に中身をよくわかっているのが全文掲載されている一方、「芸能人の労働者性」などタイトルからぜひ読みたいなと思うのが要旨だけになっていて、ちょっと残念です。
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