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2020年12月 6日 (日)

偽装労働者協同組合による団体行動権の侵害について(スペイン最高裁判所2019 年5月8日判決)

昨日書いた労働者協同組合の濫用の危険性について、労働者協同組合の元祖みたいな国のスペインで、まさにドンピシャの事例があったようです。

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所の紀要『グローバル・コミュニケーション研究』第9号に掲載されている、青砥清一さんの「偽装労働者協同組合による団体行動権の 侵害について ―スペイン最高裁判所2019 年5月8日判決を巡って―」という論文です。

https://kuis.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1735&file_id=22&file_no=1

労協と協同労働者との関係は「協同組合関係」であり、一般的な企業と被雇用労働者との間に存在する労使関係に相当しないと考えられている。それゆえ、スペインでは協同労働者に対して労働法が適用されてこなかったのだが、一部の労協がこの協同組合制度を悪用する事件がスペインで多発している。本事件の概要は、食肉加工場に協同労働者を派遣している労協が、偽装的に派遣先企業を解雇された従業員を労協に加入させ、協同労働者としての自由裁量も経営参加も認めることなく元勤務先の就労規程と業務命令に基づき役務を提供させた上、これに異を唱える労働者と労働組合の争議行動を妨害したというものである。
本論では、スペインにおいて 200 年以上の歴史をもつ労協の沿革と法制度について概説した後、上記の労働紛争に関する判例の変遷と政府の対応について考察する。 

いろいろあるものですね。この事件、なかなか面白いです。

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