『週刊ダイヤモンド』2020年9月26日号にインタビュー掲載
『週刊ダイヤモンド』2020年9月26日号は「賢人100人に聞く! 日本の未来」だそうで。
https://www.diamond.co.jp/magazine/20244092620.html
コロナの感染拡大は一時よりは落ち着きを見せていますが、経済や社会の先行きははっきりとしていません。
そこで、今回、日本と世界を代表する識者100人に未来を語ってもらいました。
どんな「賢人」さんが出てくるのかと思いきや、こんなのまで混じっているようです。
雇用の未来 濱口桂一郎●労働政策研究・研修機構労働政策研究所長
どんなことをしゃべっているのかと思うと、
人に仕事を付けるのが「メンバーシップ型」で、はじめにジョブ(職務)ありきでジョブに人を付けるのが「ジョブ型」です。しかし、経団連や多くの企業の動きを見ていると、そうしたジョブ型への移行を目指しているようには到底思えません。
少なくとも「はじめにジョブがある」という前提に基づけば、採用の仕方を変えないと本来の意味でのジョブ型とはいえません。ところがコロナ禍の今、新卒一括採用を本気で変えようと思っている会社がどのくらいあるでしょうか。
私には、今の状態は「成果主義」をジョブ型だと言い換えているだけにみえる。しかし、単に成果主義のように差を付けることをジョブ型だとするのは、完全に間違っています。
なぜ間違っているかというと、成果主義という考え方では、仕事をした後に差が付くのに対し、ジョブ型は仕事をする前に差を付けるものだからです。
つまり、ジョブ型では仕事に就く前にポストの値段が決まっていて、大部分はそれで最終的な値段(給与)も決まる。 ・・・・・
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