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2020年9月19日 (土)

髙木一史さんの拙著書評

9784480073310_600_20200919151201 トヨタの人事部を3年で辞めて、いまサイボウズの労務担当をされている髙木一史さんが、『働き方の世界史』についてツイッターでこう評していただいています。

https://twitter.com/kazushi_takagi/status/1306923331581476864

ずっと気になってた『働き方改革の世界史(濱口桂一郎/海老原嗣生)』をやっと読み終わりました! 米英独仏、そして日本の労使関係について象徴的な書籍を紐解きながら概観する大変面白い本でした。改めて実感したのは、労働・雇用システムは歴史的経緯で成り立つ複雑なものだということ。
イギリスで「集合取引(コレクティブ・バーゲニング)」といった「外」の労使関係が発展したのは、産業革命が早く、熟練職人が多くいたため、とか、ドイツで「外」だけでなく「共同経営(パートナーシャフト経営)」という「内」の労使関係も発展したのには、二度の大戦やカトリシズムも絡んでいる、など、普段日本で仕事をしていると直観的には理解できない背景が沢山あるのだなあ、と。そして更に興味深かったのは、多くの国で「日本型雇用こそ、最強の労使関係だ」と称揚された時期が確かに存在していた、ということ。改めて、大切なのは日本の歴史的背景も理解した上で1つずつ選択肢を試し、うまくいった部分、うまくいかなかった部分をオープンに議論していくことなのかな、と。また、コレクティブ・バーゲニングは、ウェッブ夫妻が現実で既に起きていた労働運動を解説し、理論的基盤を得たことで広がっていったことを考えると、既存の仕組みと比べると少し変わったサイボウズの人事労務管理の仕組みを整理して、世に発信することには一定の意義があるのかな、と。幸い、ウェッブ夫妻が『産業民主制論』を上梓した時代とは違い、今はインターネットでオープンに意見をもらうとができます。まだまだ勉強不足なので、引き続きご指導ください! 

さすがにいろいろと悩みながら人事労務を担当されてきた方らしく、目の付け所がシャープ、というか著者として目をつけてほしいところに目をつけていただいているという感じです。

ちなみに、この方の「大好きだったトヨタの人事部を辞めた」話はこちらに詳しく書かれています。

https://note.com/kazushi_takagi/n/nc5076eda7a2f

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