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2020年8月 1日 (土)

『都市問題』8月号に寄稿

Toshimondai 公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所が発行する『都市問題』8月号に寄稿しました。

https://www.timr.or.jp/cgi-bin/toshi_db.cgi?mode=saisin

特集1 フリーランスという働き方
 フリーランスという働き方の現状と課題  濱口桂一郎
 リーマン危機、コロナ危機とフリーランス  ――フリーランスの安全網の課題  水町勇一郎
 コロナ禍により曝かれた「偽装雇用」の実態  嶋崎 量
 セーフティネットを「新しい当たり前」に  ――フリーランスの窮状にみる構造的課題  北 健一
 プラットフォームビジネスとフリーランス  山崎 憲
 芸術文化から見たコロナ禍とフリーランスの課題  藤井慎太郎

私の小論は、総論的に概観しています。

 近年、フリーランスという働き方が注目を集めるようになった。厚生労働省は、2017年10月から「雇用類似の働き方に関する検討会」を開催し、2018年3月に報告書をまとめた。この報告書は2018年4月に労働政策審議会労働政策基本部会に報告され、同年9月に部会報告「進化する時代の中で、進化する働き方のために」がまとめられ、翌10月に「雇用類似の働き方に係る論点整理等に関する検討会」が設置され、検討が進んでいる。一方、2020年初めから世界的に急速に蔓延しパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症への緊急対策が続々と打ち出される中で、雇用労働者と比べたフリーランスへの様々な保障の手薄さがクローズアップされ、急遽子どもの通う学校の休校に伴う「小学校休業等対応支援金」がフリーランス向けに設けられたが、その1日当たり4100円という額が雇用労働者の1日当たり8330円(上限)と比較して低すぎるではないかという批判(現在はそれぞれ7500円、15000円となっている。)がされたことも記憶に新しい。
 今日この問題がホットなテーマとなっているのは、いうまでもなく第4次産業革命ともいわれる急激な情報通信技術の発展により、これまで雇用契約の下で遂行されてきた様々な業務が、プラットフォーム経済、ギグ経済、クラウド労働等々の名称の下、法形式としては個人請負等の自営業として行われる傾向が世界的に高まってきたからである。産業革命以来の200年間、先進諸国は中長期的に継続する雇用契約を前提として、労働者保護法制や社会保障制度を構築してきた。これが逆転し、雇用契約が収縮していくとすれば、自営業として働く人々をどのように保護すべきなのか?というのが、今日世界共通に問われている問題である。
1 フリーランスという働き方の歴史的概観
2 フリーランスという働き方の実態
3 論点整理検討会の議論
4 フリーランス就業者政策の展望

 

 

 

 

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