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2020年7月16日 (木)

男性正社員はみんなエリートまがいの総合職

こういうツイートが目に入ったんですが、

https://twitter.com/TokyoSwing/status/1283376375877885952

親友が「総合職と一般職の比率を1:10くらいにして総合職の責任と報酬を3倍くらいにしたらいいのではないか」という案を述べていたが非常に面白いと思っている。いわゆるプロフェッショナル職/オペレーター職の思想が実は日本の雇用システムにも存在「は」している点は考えてみると気付かなかった

https://twitter.com/TokyoSwing/status/1283379556678643712

もし日本のメーカーが新卒の雇用を総合職/一般職比率を1:10くらいにし1年目1000万円位で優秀層は30代前半で部長(3-4000万円)、40前後で本部長クラス(5-8000万円)になる設計であればかなり良い人材は集まると思っている。難しいのはその人材を活用できる組織設計。特にトランジションは非常に難しそう

いや、だから、それが日本以外の普通のシステムなんですって。

もう10年以上前から言ってますように、

http://www.nitchmo.biz/hrmics_12/_SWF_Window.html

00top_hrmics_vol12  エリートの問題についても大きな違いがあります。アメリカではエグゼンプト(exempt)、フランスではカードル(cadresといいますが、残業代も出ない代わりに、難易度の高い仕事を任され、その分もらえる賃金も高い、ごく少数のエリート層が欧米企業には存在します。彼らは入社後に選別されてそうなるのではなく、多くは入社した時からその身分なのです。
 一方、「ふつうの人」は賃金が若い頃は上がりますが、10年程度で打ち止めとなり、そこからは仕事の中身に応じた賃金になります。出世の階段はもちろんありますが、日本より先が見えています。その代わりに、残業もほどほどで、休日は家族と一緒に過ごしたり、趣味に打ち込んだりといったワークライフバランスを重視した働き方が実現しています。
 日本は違います。男性大卒=将来の幹部候補として採用し育成します。10数年は給料の差もわずかしかつきませんし、管理職になるまで、すべての人に残業代が支払われます。誰もが部長や役員まで出世できるわけでもないのに、多く人が将来への希望を抱いて、「課長 島耕作」の主人公のように八面六臂に働き、働かされています。欧米ではごく少数の「エリート」と大多数の「ふつうの人」がいるのに対して、日本は「ふつうのエリート」しかいません。この実体は、ふつうの人に欧米のエリート並みの働きを要請されている、という感じでしょうか。

日本以外だったら、エグゼンプトとかカードルとかいって少数のエリートの働き方が、均等法以前なら男性正社員みんな、均等法以後は「総合職」という名で少しずつ女性も含めて、正社員みんなに適用されていて、それを不思議に思わないところに、日本の特徴があるわけです。

逆に言うと、かつての女性正社員、均等法以後は「一般職」と名付けられた働き方こそが、ジョブ型社会のごくごく普通のレギュラー・ワーカーの働き方なんですね。

 

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