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« 職務記述書と職務経歴書は全然違うよ又はジョブ型が全然分かってない人ばかり騒いでいる件について | トップページ | 独り歩きする「ジョブ型」 »

2020年7月24日 (金)

米中イデオロギー闘争・・・しかし何のイデオロギーの?

おそらく物事を商売の取引でしか考えていないトランプ大統領自身はこういう展開に居心地の悪さすら感じているのではないかと思われますが、コロナウイルスをめぐるここまでの展開が共和党の基調低音たる反共イデオロギーを表面に噴出させており、支持率の低下する一方の大統領としてもそれに乗っかって威勢よくイデオロギー闘争の旗を振って見せなければ後がない状況の中で、米ソ冷戦期かと見まがうような強烈なイデオロギー闘争の台詞が次々に繰り出されてきていますね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61895920U0A720C2000000/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61896140U0A720C2000000/?n_cid=DSREA001

Dsxmzo6189610024072020000001pn14 (中国共産党の)習近平総書記は、破綻した全体主義のイデオロギーの真の信奉者だ。中国の共産主義による世界覇権への長年の野望を特徴付けているのはこのイデオロギーだ。我々は、両国間の根本的な政治的、イデオロギーの違いをもはや無視することはできない。・・・

いま行動しなければ、中国共産党はいずれ我々の自由を侵食し、自由な社会が築いてきた規則に基づく秩序を転覆させる。1国でこの難題に取り組むことはできない。国連やNATO、主要7カ国(G7)、20カ国・地域(G20)、私たちの経済、外交、軍事の力を適切に組み合わせれば、この脅威に十分対処できる。

志を同じくする国々の新たな集団、民主主義諸国の新たな同盟を構築するときだろう。自由世界が共産主義の中国を変えなければ、中国が我々を変えるだろう。・・・

とはいえ、ここで正面から激突しているかに見えるイデオロギーとは一体何と何なのでしょうか?

いやまあ、アメリカ側は自由と民主主義だというわけですが、さて中国はこのイデオロギー闘争の挑戦に対して、いかなるイデオロギーで応えられるのか。このポンペオ演説ではそれは「共産主義」ということになっているわけですが、でも本気で共産主義(共産党の一党支配というだけの政治学的概念ではなく、元祖マルクス先生をちゃんと引用して語れるような経済社会理論上の概念として)を掲げて喧嘩なんてできるんでしょうかね。

これって、イデオロギー闘争として喧嘩を吹っ掛けるということそれ自体が、実はアメリカが仕掛けているトラップと理解すべきなんでしょう。ほれほれ、あんた共産党なんだろ、共産主義の理念でもって反論してみろよ、と。

共産党という名の一党支配国家資本主義がそれにうかつに答えると、お前のやっていることはなんだというとんでもない泥沼に足を取られるので、いかにこのイデオロギー闘争の殴り込みに対して、間違っても共産主義の話にはならないように、もっぱら偉大なる中華民族を復興したのはわれらの共産党というナショナリズムだけの話に抑え込みながら、しかもいかにもイデオロギー闘争を受けて立っているかのようにふるまわなければならないわけで、実は結構な難題なのではないかと思われるのです。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-855b.html(中国共産党はマルクス主義がお嫌い?)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-0e60.html(中国共産党はマルクス主義がご禁制?)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-ba65.html(中国にとってのマルクス主義-必修だけど禁制)

 

 

 

 

 

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コメント

>アメリカ側は自由と民主主義だというわけですが、さて中国はこのイデオロギー闘争の挑戦に対して、いかなるイデオロギーで応えられるのか。このポンペオ演説ではそれは「共産主義」ということになっているわけですが、

旧ソ連は「共産主義」というイデオロギーで西側諸国の「自由と民主主義」に対抗しましたが、中国も共産主義を掲げて対抗しているのでしょうか?国家運営の大方針として習近平主席が掲げているのは、「共産主義」ではなく「中華民族の夢の実現」だったと思います。つまりアヘン戦争から共産党政権の樹立までの中国の惨めな歴史を克服して、それ以前の中国(とインド)が世界のGNPの大部分を占めていた時代の状況まで中国を発展させるという事だと思います。
西側の「自由と民主主義」というイデオロギーに基づく批判(国のトップを選ぶ権利も国のトップを批判する自由もない)に対しては、中国は「共産主義」ではなく「経済主義」というイデオロギー(そんな事より国民が豊かに暮らせる事のほうが重要だ)で応えるような気がします。

いや中国の本音はまさにその通りでしょう。
習近平国家主席をはじめ、みんな中華民族主義者以外の何物でもなく、共産主義社会の実現などというたわごとをちらりとでも抱えているような人はおそらく一人もいないはず。
それがしかし、共産主義を金科玉条として掲げていることになっている国家体制の建前とほぼ正反対なまでにずれてしまっており、
とはいえ、その建前を高々と掲げているがゆえに、そうでなければ正当化できない共産党の一党独裁が正当化されるという論理構造になっているのであってみれば、
本音をそのままに、共産主義なんかどうでもええんや、中華民族主義で行くんや、などとは口が裂けても言えないわけです。中華民族主義をどうひっくり返しても、共産党だけが権力を握る理屈は引っ張り出せない。
(理屈上は、ですよ。気分的には、共産党が日本軍をやっつけたという、国民党の存在を隠ぺいする歴史偽造でそういう雰囲気を宣伝するわけですが、それで今現在の共産党独裁を正当化できるわけではない)
まさに、リンク先で述べたように、中国でマルクス主義が必修だけど禁制であるゆえんでしょう。

中国は、国益レベルの対立であれば、中華民族主義で十分喧嘩できるので、これまではそれで何とかやってきたわけです。そして、トランプ流のやり方はそれと極めて相性がいい。
その意味で、今回のアメリカ側の「イデオロギー闘争」ってのは、いかにもトランプに似合わないぎこちない喧嘩のやり方に見えますが、実は中国側が喧嘩のやり方で自縄自縛に陥るところをよく見据えているという気がします。
ただ、結局のところ国益レベルでしか物事を考えられないトランプが、こういう知識人好みのイデオロギー闘争に我慢できるのかどうかは、私はかなり懐疑的ではあります。
トランプが何か言うと、結局共産党へのイデオロギー攻撃なのか、中国との国益をめぐる取引なのかぐちゃぐちゃになる可能性が高いでしょうね。


>アメリカ側は自由と民主主義だというわけですが、さて中国はこのイデオロギー闘争の挑戦に対して、いかなるイデオロギーで応えられるのか。このポンペオ演説ではそれは「共産主義」ということになっているわけですが、

ポンペオ演説では、
  アメリカ側の自由と民主主義というイデオロギーの挑戦に対して、中国は「共産主義」というイデオロギーで応える
と言っているのでしょうか?
ポンペオ演説では
  習近平総書記は、破綻した全体主義のイデオロギーの真の信奉者だ。中国の共産主義による世界覇権への
  長年の野望を特徴付けているのはこのイデオロギーだ。我々は、両国間の根本的な政治的、イデオロギーの
  違いをもはや無視することはできない。
と言っているので、アメリカ(西側)の”自由と民主主義”というイデオロギーと中国の(「共産主義」ではなく)「全体主義」というイデオロギーの対決だ と言っているように思います。
”中国の共産主義による世界覇権への長年の野望を特徴付けているのはこのイデオロギーだ”
 の 
”このイデオロギー” とは 「共産主義」 ではなく 「全体主義」 だと思います。
私は共産主義についても全体主義についても素人ですが、共産主義は全体主義だが全体主義は共産主義ではない(共産主義でない全体主義も存在する)と思います。そしてアメリカは中国が共産主義である事を問題にしているのではなく、全体主義である事を問題にしているように思います。中国もアメリカの批判に対して、中国が(「共産主義」でなく)「全体主義((国のトップを選ぶ権利も国のトップを批判する自由もない))」である事は認めていて、それを正当化していると思います。以前に、”中国は民主主義でない”と批判された時は、”民主主義は国によって異なる(これが中国の民主主義だ)”と応えたと思います。


>気分的には、共産党が日本軍をやっつけたという、国民党の存在を隠ぺいする歴史偽造でそういう雰囲気を宣伝するわけですが、それで今現在の共産党独裁を正当化できるわけではない

第二次大戦後に、日本軍をやっつけアメリカの支援を受けて非常に有利な立場の国民党に対して、共産党は農民の支持を受けて逆転し国民党を追い出した(政権に就いた)のは事実だと思います。


>中華民族主義をどうひっくり返しても、共産党だけが権力を握る理屈は引っ張り出せない。

(少なくとも中国共産党は)中国共産党が権力を握る理屈として、(共産主義だからではなく)過去の実績(鄧小平以降の経済成長で国民生活を豊かにした)と今後の展望(さらに国力を伸ばして国民生活の向上と中華民族の夢を実現する)をあげるのではないでしょうか?
従業員は会社のトップを選ぶ事も会社の方針を批判する事も出来なくても、そこそこの給料をもらえ今後も会社が発展し給料が上がる見通しがあれば、従業員は会社に満足している と共産党は思っているのではないでしょうか?

そんなこまごました理屈はトランプは言うまでもなくポンペオだって考えてないでしょ。

要は、「共産党という名の全体主義」が敵だと言っているのであって、それが(誰かさんの脳内にある真の)共産主義とやらであるかどうかには何の関心もないと思いますよ。

そもそも、アメリカ人の用語法では、全体主義=共産主義+ナチズムという程度の概念なので、ナチスが滅びた後は全体主義=共産主義という等式しかないはずで、どこぞの真の共産主義者さんの用語法には無頓着でしょう。

あと、歴史の話は、しょせんよそ者の日本人が本気で共産党を擁護してみたって何の意味もないことで、100年後、200年後の中国人が歴史を書くときに判断すればいいだけのことです。王朝が続いている間はその王朝の正史は書けないんだから、共産党がいかに自己の歴史を褒め称えたところで、王朝が滅びた後の歴史家の筆を左右できるわけでもないし。

>アメリカ側は自由と民主主義だというわけですが、さて中国はこのイデオロギー闘争の挑戦に対して、いかなるイデオロギーで応えられるのか。このポンペオ演説ではそれは「共産主義」ということになっているわけですが、でも本気で共産主義(共産党の一党支配というだけの政治学的概念ではなく、元祖マルクス先生をちゃんと引用して語れるような経済社会理論上の概念として)を掲げて喧嘩なんてできるんでしょうかね。
>これって、イデオロギー闘争として喧嘩を吹っ掛けるということそれ自体が、実はアメリカが仕掛けているトラップと理解すべきなんでしょう。ほれほれ、あんた共産党なんだろ、共産主義の理念でもって反論してみろよ、と。
>その意味で、今回のアメリカ側の「イデオロギー闘争」ってのは、いかにもトランプに似合わないぎこちない喧嘩のやり方に見えますが、実は中国側が喧嘩のやり方で自縄自縛に陥るところをよく見据えているという気がします。

この記事の主張は
 ・アメリカが自由と民主主義というイデオロギーを掲げて中国共産党に喧嘩を吹っ掛けているのは、中国共産党に
  (共産党の一党支配というだけの政治学的概念ではなく、元祖マルクス先生をちゃんと引用して語れるような
  経済社会理論上の概念としての)共産主義の理念を掲げて反論させるためのアメリカが仕掛けたトラップである
 ・中国共産党がこのトラップを踏んで(政治学的概念でなく経済社会理論上の概念としての)共産主義の理念を掲げて
  反論すれば、中国の実態がこの共産主義の理念とかけ離れているので自縄自縛に陥る
という事だと思います。


>そんなこまごました理屈はトランプは言うまでもなくポンペオだって考えてないでしょ。

中国にこのトラップを踏ませるためには、トラップを仕掛ける側(アメリカ)は、全体主義((共産党の一党支配という政治学的概念)と共産主義(元祖マルクス先生をちゃんと引用して語れるような経済社会理論上の概念)の区別ができていないといけないと思います。トランプは言うまでもなくポンペオだってそんなこまごました区別ができていないが、このトラップを考えた知識人はちゃんと区別していて、区別ができないトランプやポンペオを動かしたという事でしょうか?


>ただ、結局のところ国益レベルでしか物事を考えられないトランプが、こういう知識人好みのイデオロギー闘争に我慢できるのかどうかは、私はかなり懐疑的ではあります。

中国共産党は全体主義(一党支配)を批判されても、”これが我が国の民主主義だ”と応える政党ですから、経済社会理論上の概念としての共産主義を掲げて喧嘩をする場合でも、
  ”我が国の共産主義は、元祖マルクス先生の経済社会理論上の概念を
   毛沢東同志、鄧小平同志、習近平同志がさらに発展させた経済社会理論上の概念である”
と反論しそうな気がします。このような応酬も知識人好みのイデオロギー闘争として面白いかもしれません。

アメリカ側からいえば、イデオロギー的に共産主義を排撃したい共和党保守派と、中国叩きのネタがほしいトランプの共通利害ですが、それが中国側にとっては、共産党一党支配とナショナリズムの分断作戦として機能しうると言うことでしょう。

かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」とほぼ同様のレトリックです。

もっとも、かつての中国には、その「日本人民」が「日本軍国主義者」とやらに反発してまでつきあいたいという経済的魅力がなかったので、日本相手のそのレトリックは(ごく一部の左翼インテリを除けば)不発に終わりました。

しかし、現在の中国人民にとって、イデオロギーなんてどうでもいいけど、アメリカという市場の経済的魅力は巨大なものがありますから、今回のイデオロギーをまぶした攻撃が不発に終わるかどうかは分かりません。

習近平はできるだけそこを(共産主義などという絶対に誰もついてこないイデオロギーではなく)中華民族主義、愛国主義を前面に出して、断固闘おうと呼びかけるのかも知れませんが、それで飯の種が失われることを中国人民が納得するのかどうか、でしょう。

鄧小平以来、経済的に豊かになることをほぼ唯一の存在理由にしてここまで生き延びてきた中国共産党が、いまさら毛沢東ばりに「貧しくなっても米帝と闘うんだ」なんてやれるのか、もちろん共産主義なんかでは無理ですが、中華愛国主義でもって「欲しがりません勝つまでは」と強制できるのかといえば、それは難しいんじゃないかと思います。

それが、うまいこと、共産党内部の権力闘争につながれば、しめたものだ、というのが、共和党保守派の目論見でしょう。

いずれにしても、我々は何十年かに一度の、大変興味深い世紀の猿芝居を見る機会を与えられているので、精一杯楽しませてもらわなければなりませんね。

>かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」とほぼ同様のレトリックです。
>もっとも、かつての中国には、その「日本人民」が「日本軍国主義者」とやらに反発してまでつきあいたいという経済的魅力がなかったので、日本相手のそのレトリックは(ごく一部の左翼インテリを除けば)不発に終わりました。

仰るように当時の中国には、それだけの経済的魅力がありませんでした。しかし現在の中国はGNPが世界2位で経済成長率も(先進国の中では)高い経済大国です。少なくとも香港までは世界の多くの国が、一党独裁やチベットやウィグルに目をつぶってまでつきあいたいという経済的魅力があった(今もある?)と思います。


>アメリカ側からいえば、イデオロギー的に共産主義を排撃したい共和党保守派と、中国叩きのネタがほしいトランプの共通利害ですが、それが中国側にとっては、共産党一党支配とナショナリズムの分断作戦として機能しうると言うことでしょう。

アメリカには、イデオロギー的に共産主義を排撃したい共和党保守派と、中国叩きのネタがほしいトランプ派の他に、(最近は影が薄いですが)中国との経済関係を重視する経済派もいたと思います。現在のアメリカは共和党も民主党も中国の人権批判一色です。しかしトランプ支持と同じように人前で公言できない本音(外国の赤の他人の人権より自分の商売が大切)を持つ人も多いかもしれません。


>しかし、現在の中国人民にとって、イデオロギーなんてどうでもいいけど、アメリカという市場の経済的魅力は巨大なものがありますから、今回のイデオロギーをまぶした攻撃が不発に終わるかどうかは分かりません。

アメリカ市場ほどでなくても、現在では中国の国内市場(の経済的魅力)もそれなりに巨大であり、そこを飯の種にしている中国人民もそれなりに多いと思います。中国政府(共産党)も内需を拡大して、その様な人を増やそうとすると思います。


>習近平はできるだけそこを(共産主義などという絶対に誰もついてこないイデオロギーではなく)中華民族主義、愛国主義を前面に出して、断固闘おうと呼びかけるのかも知れませんが、それで飯の種が失われることを中国人民が納得するのかどうか、でしょう。

チベットやウィグル等の少数民族でない(国民の9割の)中国人民にとって、現状は アメリカが喧嘩を売ってきた と見えると思います。トランプの関税攻撃の時に中国では 祖流我放 という言葉が流行ったそうです。
  <租> 祖国が  <流> ヤクザなので  <我> 私は  <放> 安心だ
という意味だそうです。かつての日本の ”Noと言える日本” のようなものでしょうか?


>それが、うまいこと、共産党内部の権力闘争につながれば、しめたものだ、というのが、共和党保守派の目論見でしょう。

仰る通りだと思います。しかし中国は諸子百家の時代、アメリカはもちろん日本も浜辺で貝を採っていた時代から外交をしてきた国なので、そううまくいくでしょうか?


>いずれにしても、我々は何十年かに一度の、大変興味深い世紀の猿芝居を見る機会を与えられているので、精一杯楽しませてもらわなければなりませんね。

対岸の火事で火の粉がこちらに飛んでこなければ仰る通りだと思います。
中国はアメリカに製品を大量に輸出して膨大な貿易黒字を得ていますが、その多くは製品の部品を中国に輸出している国(日本, 韓国等)への支払に充てられているそうです。ある評論家は
  中国は捕った魚(対米貿易黒字)の多くを鵜匠(部品輸出国)に差し出す、鵜飼の鵜だ
と言ったそうです。問題の多い鵜でも、いなくなれば鵜匠も困るかもしれません。

中国共産党と中国人民の分断作戦がそんなに効かない代物なら、それこそかつての中国の日本軍国主義と日本人民云々に対して。当時の日本政府が何等本気に相手しなかったように、平然と構えていればいいはずですが、あれほどの大国のくせにまるで痛いところを突かれたかのように逆上的に反応しているのは興味深いところです。

正直言うと、鄧小平以来の40年間で、あんな苦し紛れの共産党と人民の分断作戦などが笑い話になるくらい中国政府は中国人民を満足させている、と少なくとも共産党幹部は思っているのではないかと思っていましたが、昨今の共産党の反応ぶりを見ていると、どうもみんなが思っている以上に共産党幹部は不安なようですね。

これはある意味大変皮肉なことで、実は中国共産党と中国人民の間の距離感を一番強く感じているのは、(離れた外国から、ついつい自国に引き付けて考えてしまいがちな我々よりも)当の中国共産党のリーダーたち自身であるのかもしれません。

あれほど中華愛国主義を大音量で国民に吹き込みながら、それで共産党に対する忠誠心を培養できていると思えるほど国民を信頼できない政府というのも悲しいものがあります。

いや、それこそAlberichさんがなぜか力を込めて主張されるように、中華ナショナリズムで団結できると思っているなら、そんなに不安がる必要はないはずですが。

>それこそかつての中国の日本軍国主義と日本人民云々に対して。当時の日本政府が何等本気に相手しなかったように、平然と構えていればいいはずですが、

仰るように、かつての中国の 、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」 というトリックに対して、日本人民は支持はしなかった(日本軍国主義者の評価が下がらなかった)と思いますが、反発もしなかった(日本軍国主義者の評価が上がらなかった)と思います。
もし当時の日本が中国から多額の貿易黒字を得ていて、中国が 「現在の政権は日本軍国主義者の後継だ」(軍国主義者時代の内閣の大臣が戦後に首相になった事もありました)として、貿易黒字を減らす措置を取ったらどうなったでしょうか?日本国内では中国への支持よりも反発が強くなって、日本軍国主義者の評価が上がったかもしれません。
アメリカが中国にやっている事とその効果はこれに近いような気がします。


>中国共産党と中国人民の分断作戦がそんなに効かない代物なら、

申し訳ありません。仰る事がよく理解できません。中国共産党と中国人民の分断作戦とは具体的にはどの様な事を指しておられるのでしょうか?


>あれほどの大国のくせにまるで痛いところを突かれたかのように逆上的に反応しているのは興味深いところです。

また申し訳ありません。こちらも仰る事がよく理解できません。”逆上的に反応している”というのは具体的にはどのような反応を指しておられるのでしょうか?


>実は中国共産党と中国人民の間の距離感を一番強く感じているのは、(離れた外国から、ついつい自国に引き付けて考えてしまいがちな我々よりも)当の中国共産党のリーダーたち自身であるのかもしれません。

中国には民主主義の歴史はありませんが何千年もの帝国の歴史があります。
多くの帝国は不満を持った人民の反乱で滅びました。中国共産党のリーダーたちは自分たちの政権も歴史上の帝国の一つと考えていると思うので、過去に多くの帝国を滅ぼす原因となった人民の動向(人民の不満の内容)は強く意識していると思います。


>正直言うと、鄧小平以来の40年間で、あんな苦し紛れの共産党と人民の分断作戦などが笑い話になるくらい中国政府は中国人民を満足させている、と少なくとも共産党幹部は思っているのではないかと思っていましたが、昨今の共産党の反応ぶりを見ていると、どうもみんなが思っている以上に共産党幹部は不安なようですね。

政府がこれまで人民を満足させてきた事とこれから人民を満足させられる事は別だと思います。
鄧小平以来の40年間は経済成長により中国政府は基本的には中国人民を満足させてきたと思います。しかし過去に経済成長で人民を満足させたから今後は経済成長がなくても人民が満足してくれるとは思いません。これは中国共産党に限らず民主主義国家でも、過去は政策が成功して選挙民から支持された政権でも今後の政策の見通しに選挙民が不満を持てば政権は支持されないと思います。
また共産党幹部は今後も従来のような成長を続けられるか不安を持っている(これは中国が共産党一党独裁の非民主主義国家だからではなく、民主主義国家でもこれだけの規模の経済を過去と同じように成長させる事は困難だと思います)ので、今後の人民の支持に不安があるのだと思います。


>いや、それこそAlberichさんがなぜか力を込めて主張されるように、中華ナショナリズムで団結できると思っているなら、そんなに不安がる必要はないはずですが。

”中華ナショナリズムで団結できると思っている” の主語は何でしょうか?(中国共産党?中国人民?)
私は、”中国共産党は中華ナショナリズムで団結できると思っている”と主張していません。また”中国人民にナショナリズムを支持する人が増えた”と述べましたが、”中国人民は中華ナショナリズムで団結できると思っている”とも主張していません。
私は、”中国人民にナショナリズムを支持する人が増えた”のは(中国共産党の教育ではなく)アメリカが原因だと思います
hamachanさんがコメント欄で仰ったように、
 イデオロギーやナショナリズムはどうでも良くて、アメリカという市場の経済的魅力(飯の種)が大切だ
と考える中国人民も多いと思います。しかし彼らがイデオロギーやナショナリズムより大切にしているアメリカという市場の経済的魅力(飯の種)に最初に手を突っ込んできたのはアメリカです。トランプは中国の貿易黒字(飯の種)自体が問題だと言っています。また共和党(知識人)は中国共産党のイデオロギー(一党独裁)を問題にしていますが、やっている事は、華為やTikTok等の共産党とは関係なく自分たちの努力で成長した(と大部分の中国人民は思っている)企業へのいじめ(営業妨害)です。
つまり、イデオロギーやナショナリズムよりも飯の種が大切だ と思っている中国人民でも、他の国家が先に自分たちの飯の種に手を突っ込んできたら自分たちの国家に対抗してもらおう というナショナリズムを支持する人が増えるのも仕方がないと思います。

話が通じているようで、どこか話が通じていない感があったのですが、その理由が分かりました。

>>それこそかつての中国の日本軍国主義と日本人民云々に対して。当時の日本政府が何等本気に相手しなかったように、平然と構えていればいいはずですが、
>仰るように、かつての中国の 、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」 というトリックに対して、日本人民は支持はしなかった(日本軍国主義者の評価が下がらなかった)と思いますが、反発もしなかった(日本軍国主義者の評価が上がらなかった)と思います。

どうも Alberichさんは、かつての中国共産党の宣伝文句を真に受けて、当時の日本がそのいうところの「日本軍国主義者」とやらが「日本人民」を支配していたと思っておられるようですね。「日本軍国主義者の評価が下がらなかった」とか「日本軍国主義者の評価が上がらなかった」とかというセリフを見て、いったいこの人は何を言っているんだろうかと相当頭をひねったんですが、どうも文字通りの意味に解釈するしかないようです。

私としては、上の私のコメントを読めば、いかに当時の中共が日本軍国主義と日本人民を区別するとか言ってみたって、その言葉自体があまりにも現実の日本人民の感覚をかけ離れているから、まともに相手にされなかったんだということはあまりにも当然の前提として、書いたつもりだったんですが、どうもむしろ Alberichさんの頭の中の整理では、ポンペオ発言に引っ張られたからなのか、つまり、中国共産党と中国人民を区別するポンペオ発言を当然のこととして、いやいやそれでも中国共産党の評価は下がっていないよと言いたいようです。そんなこと、世論調査が厳禁されている国では何の根拠もない推測に過ぎませんけど。

まあ、共産主義に頼れない共産党がどこまで反米ナショナリズムでもって国民を引っ張っていけるものか、壮大な歴史的実験を目の前で見られる幸運をかみしめながら、国際政治の専門家ではない気楽な立場で観察させていただければそれで充分です。

>どうも Alberichさんは、かつての中国共産党の宣伝文句を真に受けて、当時の日本がそのいうところの「日本軍国主義者」とやらが「日本人民」を支配していたと思っておられるようですね。

hamachanさんは当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか?
”当時の政府は軍国主義者ではない” とか ”当時の政府は人民を支配していない” という意見はあるかもしれませんが、当時の政府が ”国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ”た事は政府が認めています。


>私としては、上の私のコメントを読めば、いかに当時の中共が日本軍国主義と日本人民を区別するとか言ってみたって、その言葉自体があまりにも現実の日本人民の感覚をかけ離れているから、まともに相手にされなかったんだということはあまりにも当然の前提として、書いたつもりだったんですが、

hamachanさんは、以前のコメントで
  もっとも、かつての中国には、その「日本人民」が「日本軍国主義者」とやらに反発してまでつきあいたいという
  経済的魅力がなかったので、日本相手のそのレトリックは(ごく一部の左翼インテリを除けば)不発に終わりました。
と仰っていたので、日本相手のレトリックが不発に終わったのは(現実の日本人民の感覚をかけ離れているからではなく)、中国に経済的魅力(飯の種)がなかったからだ と考えておられると思っていました。
私もその考えに同感です。当時の日本は高度成長期でした。当時の日本人民には(現在の中国人民と同じく) イデオロギーやナショナリズムより自分の飯の種の方が大切だ と考える人も多かったと思います。そのような人にとっては、中国の「日本軍国主義者」批判が自分の感覚とかけ離れているかはどうでも良くて、自分の飯の種にプラスであれば批判に賛成し、飯の種にマイナスであれば批判に反発し、飯の種に関係なければ批判を無視したように思います。


>「日本軍国主義者の評価が下がらなかった」とか「日本軍国主義者の評価が上がらなかった」とかというセリフを見て、いったいこの人は何を言っているんだろうかと相当頭をひねったんですが、どうも文字通りの意味に解釈するしかないようです。

「日本軍国主義者」に対する日本人民の評価は、中国の「日本軍国主義者」批判に対する日本人民の支持度の指標になると思って、あのように申し上げました。
(飯の種が理由であっても)中国の「日本軍国主義者」批判に賛成する日本人民が多ければ「日本軍国主義者」の評価は下がり、反発する人民が多ければ(敵の敵という事で)「日本軍国主義者」の評価は上がり、飯の種に関係ないのでどうでも良い と思っている人民が多ければ、「日本軍国主義者」の評価も(どうでも良いので)変わらないと思いました。


>どうもむしろ Alberichさんの頭の中の整理では、ポンペオ発言に引っ張られたからなのか、つまり、中国共産党と中国人民を区別するポンペオ発言を当然のこととして、

申し訳ありません。仰る事が良く理解できません。
・ポンペオ発言は中国共産党と中国人民を区別しているのでしょうか?
・私の頭の中の整理では、ポンペオ発言に引っ張られたつもりはなく、中国共産党と中国人民を区別するポンペオ発言を
 当然のこととしているつもりもないのですが、どのような点からそのように思われたのでしょうか?


>いやいやそれでも中国共産党の評価は下がっていないよと言いたいようです。そんなこと、世論調査が厳禁されている国では何の根拠もない推測に過ぎませんけど。
>まあ、共産主義に頼れない共産党がどこまで反米ナショナリズムでもって国民を引っ張っていけるものか、

私は、現状は中国共産党が反米ナショナリズムでもって国民を引っ張っているというより、アメリカが経済的いじめで(イデオロギーやナショナリズムより飯の種が大切という)中国国民を中国共産党のほうへ追い込んでいるように思えます。


>壮大な歴史的実験を目の前で見られる幸運をかみしめながら、国際政治の専門家ではない気楽な立場で観察させていただければそれで充分です。

米中対立で火の粉が飛んでくる(飯の種に影響する)方にとっては幸運とは言えないと思います。もちろん米中対立で中国という鵜がいなくなって鵜匠が困る状況になっても自分の飯の種には全く影響がないという方もいらっしゃると思います。その様な幸運な方にとっては、この壮大な歴史的実験は キングギドラ対ゴジラ の映画を(只で)見れるようなものなので、気楽に観戦できると思います。

驚愕しました。

正直、ここまでまったくはなしの前提が噛み合わないまま、これだけの膨大なコメント欄を埋め尽くす言葉が書き連ねられていたとは、もはや驚いたを通り越して、言葉を失いました。

まさか、これほど中国について山のような言葉を連ねられるAlberichさんが、中国政府が日本に対して、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」と言っていたのがいつのことなのかまったくこれっぽっちも知らないまま、脳内の妄想の赴くまま書かれていたとは・・・・。これは日中関係史をちょびっとでも齧っていればあまりにも常識的なことなんですが・・・。

ていうか、私はっきりと書いていますよ。「かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが」ってね。

それがいつのまにか、大日本帝国が蒋介石率いる中華民国を侵略していた時代のことになってしまうのですから、正直、どこまでまともにお相手していいのやら、途方に暮れますよね。

確かに、蒋介石の中華民国を侵略していた頃の大日本帝国は軍国主義だったと言っていいでしょうが(もっとも、「日本人民」と区別できるかどうかは又別の問題。それはむしろ戦後一緒になって騒いでいた自分たちを免責する議論でもあると思いますが、それはここでの文脈とは全然別の話)、中国共産党が上で引用した台詞をわめいていた戦後の高度成長期の佐藤栄作政権下の日本をつかまえて、「hamachanさんは当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか?」と真顔で聞かれても、あなたのおつむの状態は大丈夫でしょうか?という返事以外にしようがないように思われます。

そもそも、ポンペオが習近平政権をdisるために、共産党と中国人民を区別する云々って言っているんですから、もし習近平政権がそれを「何をアホな」とほんとうに思っているんなら、かつての佐藤栄作政権が、中国共産党のdisりに対して「何をアホな」と平然と無視していたのと同じ反応でいいはずなのに、やたらに本気で反応しているのはなぜでしょうかね、まさか図星だからじゃないですよね、という(まとともに日本語が読める人であれば余りにも瞭然たる)話の文脈が、これだけの分量の書き込みをされている当のAlberichさんには、なぜか一文字すら届いていなかった、という驚愕の事実が判明して、ほとんど茫然自失の状態です。

相手の文章の片言隻句のみには激烈に反応するけれども、その文脈だけは絶対に読み込むことを拒否すると、どういう妙ちきりんなやりとりになるかの絶好の事例なので、将来国語の教科書あたりに載せたいくらいです。

>中国政府が日本に対して、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」と言っていたのがいつのことなのかまったくこれっぽっちも知らないまま、脳内の妄想の赴くまま書かれていたとは・・・・。これは日中関係史をちょびっとでも齧っていればあまりにも常識的なことなんですが・・・。

私は以前にコメントで、これらの発言について
  当時の日本は高度成長期でした。
と申し上げています。


>私はっきりと書いていますよ。「かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが」ってね。
>それがいつのまにか、大日本帝国が蒋介石率いる中華民国を侵略していた時代のことになってしまうのですから、正直、どこまでまともにお相手していいのやら、途方に暮れますよね。
>中国共産党が上で引用した台詞をわめいていた戦後の高度成長期の佐藤栄作政権下の日本をつかまえて、「hamachanさんは当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか?」と真顔で聞かれても、あなたのおつむの状態は大丈夫でしょうか?という返事以外にしようがないように思われます。

日中国交正常化交渉の際に周恩来は「日本人民と中国人民はともに日本の軍国主義の被害者である」と述べたそうです。私は周恩来が独断で突然この様な発言をしたのではないと思います。1950年代半ば以降の中国政府の対日基本政策は
  日中戦争について「ごく一握りの軍国主義者」と「大半の日本人民」を区別し、前者にのみ戦争責任を追及する事
だったそうです。
私は、中国政府の発言(レトリック, 宣伝文句)はこの基本政策に基づいているものだと思いました。そうであれば、中国政府の発言での「軍国主義者」とは日中戦争当時の日本政府(指導者)だと思います。ですから、hamachanさんが、
  どうも Alberichさんは、かつての中国共産党の宣伝文句を真に受けて、当時の日本がそのいうところの
  「日本軍国主義者」とやらが「日本人民」を支配していたと思っておられるようですね。
と仰った際に、中国共産党の宣伝文句に基づくと、”当時の日本”というのは”日中戦争時代の日本”だと思いました。


>そもそも、ポンペオが習近平政権をdisるために、共産党と中国人民を区別する云々って言っているんですから、

申し訳ありません。仰る事が良く理解できません。ポンペオは、共産党と中国人民を区別する云々って言っているのでしょうか?


>もし習近平政権がそれを「何をアホな」とほんとうに思っているんなら、かつての佐藤栄作政権が、中国共産党のdisりに対して「何をアホな」と平然と無視していたのと同じ反応でいいはずなのに、

hamachanさんが以前にコメントで
  もっとも、かつての中国には、その「日本人民」が「日本軍国主義者」とやらに反発してまでつきあいたいという
  経済的魅力がなかったので、日本相手のそのレトリックは(ごく一部の左翼インテリを除けば)不発に終わりました。
と仰ったように、かつての佐藤栄作政権が、中国共産党のdisりに平然と無視していたのは、中国に経済的魅力がなかったからだと思います。


>やたらに本気で反応しているのはなぜでしょうかね、まさか図星だからじゃないですよね、という(まとともに日本語が読める人であれば余りにも瞭然たる)話の文脈が、これだけの分量の書き込みをされている当のAlberichさんには、なぜか一文字すら届いていなかった、

この部分は以前のコメントで申し上げたようによく理解できない部分もありますが、習近平政権が佐藤栄作政権のように平然と無視できなかったのは、実利(自国民の飯の種)に影響するからだと思います。以前のコメントでも申し上げましたが、もし当時の日本と中国の関係が現在の中国とアメリカの関係と同じように、中国が多くの日本人民の飯の種を提供している状況で中国がその飯の種を削減しようとすれば、佐藤栄作政権も平然と無視はできず本気で反応をしたと思います。
逆に現在のアメリカが、中国共産党の一党独裁や名前は共産党だが政策は元祖マルクス先生をちゃんと引用して語れるような経済社会理論上の概念である共産主義とはかけはなれている事をdisるだけで、対中貿易赤字や中国企業の活動(中国人民の飯の種)に手を付けなければ、習近平政権の反応もずっと穏やかな(無視に近い)ものになったと思います。


>相手の文章の片言隻句のみには激烈に反応するけれども、その文脈だけは絶対に読み込むことを拒否すると、どういう妙ちきりんなやりとりになるかの絶好の事例なので、将来国語の教科書あたりに載せたいくらいです。

将来国語の教科書あたりに載った場合の評価は、将来の読者(生徒)の方々に委ねたいと思います。

なるほどね、高度成長期の佐藤栄作政権時の話だと重々分かったうえであれだけの分量で「当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか」と書かれていたわけですね。

もうなんともはや・・・。

>高度成長期の佐藤栄作政権時の話だと重々分かったうえであれだけの分量で「当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか」と書かれていたわけですね。

仰る事がよく理解できないのですが、hamachanさんは私が
  「当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか」
と伺ったのは、私が高度成長期の日本政府と日本人民の状況について伺った(「当時」は”高度成長期”を意味する)と考えておられるのでしょうか?


>かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが、「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」とほぼ同様のレトリックです。

中国政府の
  我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない
という発言は、日中国交回復に関する中国政府の方針(レトリック, 宣伝文句)として引用される事が多いと思います。私もこの発言は日中国交回復に関する発言だと思っていました。そうであれば、この発言での「日本軍国主義者」や「日本人民」は日中戦争当時の日本政府や日本国民を示すと思います。このため、hamachanさんが
  どうも Alberichさんは、かつての中国共産党の宣伝文句を真に受けて、当時の日本が
  そのいうところの「日本軍国主義者」とやらが「日本人民」を支配していたと思っておられるようですね。
と仰った際に、
  どうも Alberichさんは、かつての中国共産党の宣伝文句を真に受けて、”日中戦争時”の日本が
  そのいうところの「日本軍国主義者」とやらが「日本人民」を支配していたと思っておられるようですね。
と仰ったのだと思いました。私は”日中戦争時”の「日本軍国主義者」(日本政府)は「日本人民」を支配していたと思っているので、それを認めている政府の談話を添えて、”日中戦争時”の「日本軍国主義者」(日本政府)と「日本人民」に対するhamachanさんの考えを伺いたくて
  「当時の日本政府と日本人民はどのような状況だったとお考えでしょうか」
と申し上げました。

一体何を言おうとされているのかますます分からなくなってきますが、まさか半世紀前の中国共産党が、当時の佐藤栄作政権、「アメリカ帝国主義」と結託して中共を敵視していた「反動政権」を、「日本軍国主義者」と区別される「日本人民」だといって礼賛していたとでも?
若い衆は知らんかもしれんが、その昔のアホな進歩的文化人どもは、「日本軍国主義の復活だぁ!」とわめき散らしておったんじゃよ。

>一体何を言おうとされているのかますます分からなくなってきますが、まさか半世紀前の中国共産党が、当時の佐藤栄作政権、「アメリカ帝国主義」と結託して中共を敵視していた「反動政権」を、「日本軍国主義者」と区別される「日本人民」だといって礼賛していたとでも?若い衆は知らんかもしれんが、その昔のアホな進歩的文化人どもは、「日本軍国主義の復活だぁ!」とわめき散らしておったんじゃよ。

私も仰る事がますます理解できないのですが、hamachanさんがコメントで
  かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが、
   「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」
  とほぼ同様のレトリックです。
と仰った事にして、私は
  中国政府の
    我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない
  という発言は、日中国交回復に関する中国政府の方針(レトリック, 宣伝文句)として引用される事が多いと思います。
  私もこの発言は日中国交回復に関する発言だと思っていました。そうであれば、この発言での「日本軍国主義者」や
  「日本人民」は日中戦争当時の日本政府や日本国民を示すと思います。
と申し上げています。
これまで経緯を確認したいのですが、hamachanさんが
  かつて国交回復前の中国共産党がよく言ったレトリックですが、
   「我々はごく一部の日本軍国主義者と広範な日本人民を区別する。我々の敵は軍国主義者であって日本人民ではない」
  とほぼ同様のレトリックです。
と仰った時、hamachanさんはこのレトリックについて
  時期: 佐藤栄作内閣
  目的: 当時の政府(佐藤栄作内閣)への批判
  対象: ”ごく一部の日本軍国主義者” は 当時の政府(佐藤栄作内閣)を意味する
と考えておられたのでしょうか?
私はこのレトリックについて
  時期: 田中角栄内閣
      (以前に申し上げましたように、このレトリックは1950年代後半から中国政府の基本方針だった
       そうですが、多用されるのはニクソンの訪中表明(71年7月 佐藤栄作内閣の終盤)で日中の
       国交回復が現実味を帯びてきた以降ではないかと思います)
  目的: 日中国交正常化の促進
  対象: ”ごく一部の日本軍国主義者” は 日中戦争時の政府を意味する
と考えていました。

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