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2020年6月28日 (日)

濱口語法?

https://twitter.com/ssig33/status/1217478471661715457

Ocywmxdx_400x400 濱口桂一郎が使う言葉や概念、その界隈において広く受け入れられているかというとそうではないのだけど、濱口桂一郎がずっとブログを使っていてインターネットのある種の人達の間では彼と彼の使う概念が広く浸透していて、濱口語法みたいのが人からでてくるとオッってなる 

いやまあ、濱口語法だか何だか知りませんが、「リベサヨ」にしても「ジョブ型」にしても、その言葉を作った当の本人から見てあまりにもトンデモな語法が堂々と世間で通用してしまっているのを、毎日毎日これでもかこれでもかと見せつけられると、おそらくこのツイートの方の趣旨とはやや違った意味においてではありますが、「オッってな」りますね。

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コメント

自分の発言貼られててオッってなりました。「オリジナルの話者の用語定義や論理展開」がどうかということと、人口に膾炙する理論って特に関係ないんだと思います。

「ジョブ型」という言葉がオリジナルの濱口さんの理論と全く違う形で受け入れられるという背景には、そこには濱口さんの興味範囲とは何かずれたなんらかの社会現象があるのだと思います。

古くは「プロテスタントの倫理が資本主義へと繋がり最終的には社会連帯が破壊され人々は鉄の檻に閉じ込められることになる」というウェーバーの理論が大塚久雄を中継することで「自立した個性により資本主義社会を構築し社会連帯を再構築すべし」というほとんど全く逆の理論として我々の社会で受容された例があげられるとおもいます。

用語定義や理論を借りたり紹介したりしてるように見せかけつつほとんど反対であったり全然関係なかったりする自己の理論を構築するというのは、アカデミズムが翻訳文化と共にあった我が国において、ある意味伝統的なやり方なのではないでしょうか。

早速ご本人登場に「オッってなりました」。

マックス・ウェーバーにしろ、マルクスにしろ、「用語定義や理論を借りたり紹介したりしてるように見せかけつつほとんど反対であったり全然関係なかったりする自己の理論を構築する」という一応アカデミックな話ですが、こっちはそんな高尚(?)なレベルではなく、ネット民や新聞記事でトンデモな意味で使われてしまうという話なんで、まともな反「論」もむづかしいので。

反「論」が通じない理由って、その手の人達が話していることは結局のところ突き詰めると、「職場にどこまで情緒を持ち込むべき」かということに集約されるからなのではないでしょうか。情緒の話をしている人に「論」は何も通じませんし。職場の「情緒」に息苦しさを感じている人達が多くなっていたというなかで「メンバーシップ型ではないジョブ型」という言葉がそのように刺さってしまったように見えます。

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