精神障害の労災認定事案を読む@高見具広
JILPTの高見具広さんが、リサーチアイとして「精神障害の労災認定事案を読む─過労死共同研究への参画から─」を書かれています。彼は池添さんらと一緒に、労働安全衛生研究所の過労死研究、その中の労災認定に係る行政文書(調査復命書)の事例分析をされてきていて、報告書にもまとめていますが、その中身を広く一般向けに解説しています。
https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/036_200610.html
最後の一節だけ引用しておきますが、ぜひリンク先を読んでください。さらにそこにリンクが張ってある報告書にも目を通してもらえればもっとありがたいです。
・・・・事例分析からは、総じて、会社の常識、業界の慣行といわれるものが、被災者と職場の上司・同僚との認識ギャップを生成するなど、労災となる精神障害発病の背景をなしていることがうかがえる。非定型の質的データを扱うゆえ、鮮やかな分析には欠けるきらいがあるが、ひとつひとつの事例を丹念に読み解いて研究成果を世に出していくことで、労働環境の改善、職場風土の見直しにつなげていければと願っている。
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