もはや@hamachanじゃない一般概念かな?
https://twitter.com/al_hayat/status/1261285950333661188
ジョブ型とメンバーシップ型という概念はかなり浸透したよね。hamachan先生の著作を読んでない人も使ってるでしょ。偉大な仕事だな。
いやぁ、むしろ、私の本を読んで、そこでの文脈に即してこの概念をきちんと使っている人よりも、自分の脳内の(本来の雇用システム論としてのものとは)やや異なる概念に「ジョブ型」を当てはめて、あれこれ論じている人の方が多い印象ですね。
まぁ、だからといって、それを誤用だと糾弾する気も特にありませんが。
おそらく、もはや@hamachanではないある種の一般概念になりつつあるのかもしれません。
(追記)
ちなみに、私がこしらえた言葉は、なかなか作った当人の意図通りに世人が使ってくれないという法則(?)みたいなのがあるようです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-71bb.html(言葉の運命)
面白いことに、わたくしがこねて作った言葉のうち、「りふれは」(≠「リフレ派」)は、わりと私が意図した意味で使われることが多くなったようです。もちろんそれは、ネット上での著名な「りふれは」(≠「リフレ派」)諸氏の様々な言動のしからしむるところであって、それら言動を目の当たりにした人々がその印象を言い表すのに「りふれは」(≠「リフレ派」)という用語がぴったりしたということなのでしょう。
これと対照的なのが、それ以前から結構気の利いた言葉だと思ってこねて作ったつもりの「リベサヨ」が、
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EA%A5%D9%A5%B5%A5%E8
リベラル左派。左派を自任しながら国家権力の介入を嫌悪するあまり新自由主義(ネオリベラリズム)に近づく層。濱口桂一郎の造語。
現実のネット界では、99.5%以上全く違う意味で使われてしまっていて、「リベサヨ」の「リベ」が「ネオリベ」ないしヨーロッパ諸語でいうところの「ソーシャル」の反対語としての「リベラル」の「リベ」であると正しく認識して使っている方はほとんど見当たらない(「ふくろうおやじ」さんくらいか)、という状況です。
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