フォト
2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 緊急コラム「新型コロナ対策としての家賃補助の対象拡大」 | トップページ | ジョブ型とメンバーシップ型の文明史的起源 »

2020年5月 1日 (金)

緊急コラム「韓国の新型コロナ問題への対応」@呉学殊

Oh_h_20200501121001 JILPTの呉学殊さんが、新型コロナの緊急コラムとして、いま世界的に成功モデルとして注目を集めている韓国の対策について書いています。もちろん、その医療対策にも触れていますが、ここでの焦点は雇用労働対策です。

https://www.jil.go.jp/tokusyu/covid-19/column/007.html

・・・・新型コロナウイルス問題が世界的に広がる中、韓国は世界の関心を集めている。上記の総選挙についても多くの海外マスコミが取り上げたが、コロナ防疫についても同様である。韓国は、中国に次いで2番目に感染爆発が起きた国である。しかし、開放性、透明性、民主性という原則の下、感染爆発が起きた地域を封鎖せず、また、武漢などの一部の地域を除き、国家間の移動の制限を行わない形で、感染爆発を乗り切って被害の最小化を図ることができている。最も重要な対処は徹底的な検査であり、そのための診断キット(PCR検査キット)の大量生産およびドライブスルーやウォークスルーの考案やスピーディーな検査と検査の無料化を行うとともに、感染者に対しては、症状に応じた分離・治療である。それにより、感染爆発の時に1日900人以上の感染者が出たが、3月12日からは100人前後、さらに4月19日以降は10人前後に減り[注1]、世界的にもコロナ感染防疫に「成功した国」と言われている。
防疫には「成功した国」と言われるが、社会・経済的な影響は深刻であり、それへの対応が急がれている。ここでは、全世界的に感染が広がり、いつそれが終息するかわからない新型コロナウイルス問題に韓国がどのように対応したのかについて雇用・労働政策を中心に考察する。 

1.韓国の新型コロナ問題とそれへの対応 

2.雇用・労働政策 

 (1)現職労働者への支援

 (2)失業者・求職者(無給休業者を含む)への支援

 (3)脆弱階層への支援

 (4)雇用創出策

終わりに──大胆で迅速な対応の必要性 

・・・・雇用・労働対策において「大胆で迅速な対応」の内容について要約してみると次のとおりである。第1に、休業手当の9割支援は前例がなく、また、企業の休業手当支給に向けた融資制度の創設や有給休業経由なしの無給休業容認である。第2に、自治体とのコラボレーション政策である。無給休業者の生活費支援制度や個人事業主とフリーランスへの生活支援策である「生活安定資金」は、支援対象者の状況をよりよく把握している自治体に支援の対象や内容を柔軟に決めるようにし、中央政府は財政的にサポートした。第3に、危機顕在対象者優先支援である。コロナ影響を最も早くまた深刻な影響を受けたフリーランスを優先的に支援対象とし、また、その支援対象者を広げた。第4に、自営業者か労働者かまたは雇用形態や雇用保険加入・非加入の区分にこだわらず、コロナ影響により生活が危機にさらされた人々を一括して雇用・労働政策の対象とした。以上の大胆で迅速な対応は、従来の政策とは一段異なるものであり、また、単発的なものではなく連続的である。 

興味深い政策が紹介されていますが、やはり特に「脆弱階層への支援」のところが、日本へのインプリケーションという意味でも注目されます。

« 緊急コラム「新型コロナ対策としての家賃補助の対象拡大」 | トップページ | ジョブ型とメンバーシップ型の文明史的起源 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 緊急コラム「新型コロナ対策としての家賃補助の対象拡大」 | トップページ | ジョブ型とメンバーシップ型の文明史的起源 »