川口美貴『労働法〔第4版〕』
川口美貴さんより分厚いテキスト『労働法〔第4版〕』(信山社)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
https://www.shinzansha.co.jp/book/b507601.html
あれ、昨年第3版をいただいたんじゃなかったっけ?実は本書、2015年に初版を出したのち、2018年に第2版、2019年に第3版、そして2020年に第4版と、ここのところほぼ毎年改訂という凄いペースです。他のテキスト類はほぼ2年に1回(それも結構ハイペースですが)なので、本の分厚さ(1200ページを超える)も考えると、川口さんのエネルギーも凄いものがあります。
最後の最後まで盛り込むべきことを盛り込もうとするその姿勢は、先月末に成立した労働基準法改正による賃金の消滅時効が2年から本則5年、附則で当分の間3年となることもちゃんと300ページに改正案の内容として記述されていることにも表れています。ちなみに、JILPTの労働関係法令集も、当該改正案による改正後の条文を載せておりますのでよろしく。
あと、今JILPTの英文誌JLIに評釈を掲載する予定にしている企業組合の組合員の労働者性が問題になったワーカーズコレクティブ轍・東村山事件も、本書の85ページで詳しく取り上げています。まあ、凄い人です。
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