雇用調整助成金、社労士の連帯責任解除
日経の記事ですが、
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58625030Z20C20A4PE8000/
厚生労働省は企業が支払う休業手当に国が資金支援する雇用調整助成金を巡り、企業の申請書類に偽りなどがあった場合に社会保険労務士にも連帯責任が課される規定を特例的に解除する方向で検討に入った。休業に追い込まれた外食・サービスなど小規模企業の多くは法定書類を作っておらず、罰則を恐れる社労士が二の足を踏み、申請の壁になっているためだ。・・・
緊急事態という錦の御旗は最強というわけですが、さてしかし、社会保険労務士の連帯責任は解除されても、当該助成金の受給自体は事後に不正かどうかは当然検査されるわけです。コロナが収まって世の中が平常になり、淡々と物事が動くようになったころに。
そして、その時に、つまりみんな2020年4月現在で世の中がどういう雰囲気だったかを忘れかけたころに、「こんなに不正受給があった!!けしからん」と、正義の味方諸氏が出てくることはほぼ予想されるわけです。
それは、
https://twitter.com/sawaji1965/status/1255097710559891457
「雇調金のさらなる拡充を」とか「もっと早くしろ」とか言うなら、終息後に、「雇調金を減らせ」とか「不正受給が〜」とか、言わないのですよね。与党も野党も。
与党も野党もですが、何よりもマスコミが、ですね。そのころの、不正受給発覚を舌なめずりするように報ずる新聞の見出しが今から思い浮かびます。
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