鼎談・解雇無効時の金銭救済制度@『ジュリスト』2月号
『ジュリスト』2月号は、特集は知財関係ですが、巻頭に凄いメンツが載っています。
http://www.yuhikaku.co.jp/jurist/detail/020392
[HOT issue]〔No.25〕
[鼎談]解雇無効時の金銭救済制度●森戸英幸●石井妙子●水口洋介……ⅱ
表紙を開いて目次の前に、この3人の顔のカラー写真が1ページまるごとどどんと飛び出してきます。
鼎談の中でも出てきますが、石井さんと水口さんは修習同期の隣のクラスだったそうで、いまやどちらも経営法曹、労働弁護士の中核中の中核的存在です。さしもの森戸さんもおちゃらけは封印気味ですね。
具体的な論点は是非本誌を読んでいただくこととして、鼎談の最後のあたりで、水口さんがこの制度の目的を「法律的にも解雇無効の場合には金銭解決でよいのだと、雇用の規範意識を大きく変えてしまう」ことが狙いではないかと言い、石井さんが「一括採用の時に正社員になれなかったらば非正規のままだし、いったん正社員になったけれども途中で解雇なりになってしまうと正社員のコースに戻れないというのは、労働者にとって望ましいことではない」と言うなど、労働法の射程を超えた雇用システムの議論にまで及んでいるところは立ち読みでもいいので是非。
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