フォト
2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« ギグワーカー@日経新聞でコメント | トップページ | 労働政策レポート『年金保険の労働法政策』 »

2020年1月 8日 (水)

権丈英子『ちょっと気になる「働き方」の話』

491627 権丈英子『ちょっと気になる「働き方」の話』(勁草書房)をおおくりいただきました。ありがとうございます。

http://www.keisoshobo.co.jp/book/b491627.html

少子高齢化の進行により改革が迫られる日本の労働問題。多くの人が労働市場に参加できる働きやすい環境づくりを進めるには、どのような壁があり、いかにすれば乗り越えられるのか。これからの働き方を考える上での課題を網羅、議論の全容を見渡す。働き方と社会保障を一体のシステムとして、根本からわかりやすく学び、教えるための入門書。  

「ちょっと気になる」シリーズの4冊目ですが、こちらは権丈(夫)ではなく権丈(妻)による、社会保障ではなく労働問題の本です。

上の書影を一見するとおなじみの「へのへのもへじ」ならぬ「へめへめしこじ」がとてもカラフルにほほえんでいます。なるほど。

本書は、第1章が働き方改革の概観、第2章以下がいくつかのトピックを取り上げて論じており、第2章が高齢者雇用、第3章が女性活躍、第4章がパートタイム、第5章がオランダですが、実は「ちょっと気になる」シリーズの一冊として、いちばんおいしいところは巻末の「知識補給」にたくさん詰め込まれています。25項目、約90ページ分。

【知識補給】
 同音異義語の同一労働同一賃金──本来の意味と日本での意味
 若年の雇用と政策
 最低賃金をめぐる議論の時代的推移
 障害者の就労と政策
 なぜだか2つもある生産性,どっちが正当?──物的生産性と付加価値生産性
 日本で高齢者,女性のWork Longerを実現するためには
 高齢者の就業率が高まった原因は?
 戦後日本の出生動向
 2つの出生率指標と出産タイミング
 出生率と学歴
 小さく産まれ大きく育った均等法と「間接差別」
 セクハラ,マタハラ,そしてブラック企業の年表
 雇用保険と積極的雇用政策
 保育所利用率の推移
 公的年金保険制度と被保険者数
 国民年金保険料の産前産後期間の免除制度にみる社会保険という助けあい制度の意味
 労使の交渉上の地歩(bargaining position)のアンバランス
 適用拡大は絶対正義!!?
 賃金を上げ,適用拡大を進めるのが成長戦略になるという話
 定年制はなぜ存在するのか?
 「くるみん」を取り巻く出来事
 Esping-Andersenの福祉国家の3つの類型と日本の家族政策
 ワーク・ライフ・バランス憲章のちょっとした進化
 日本のパートタイム労働者の特殊性
 パートタイム社会オランダの育児休業制度は日本とどこが違う? 

実は、この中で思わず引き込まれてしまったのが、p247からの「セクハラ,マタハラ,そしてブラック企業の年表」。

なんとこれ、1984年から2018年までの流行語大賞受賞語で働き方に関係しそうなものを表にしたものですが、見ていくと、ああ、これこの時代にはやったんだ、という思い出が噴きだしてきますよ。

 

« ギグワーカー@日経新聞でコメント | トップページ | 労働政策レポート『年金保険の労働法政策』 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ギグワーカー@日経新聞でコメント | トップページ | 労働政策レポート『年金保険の労働法政策』 »