芸能実演家の労災保険特別加入
本ブログで以前、日本俳優連合について取り上げたことがありますが、
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-143d.html (日本俳優連合の団体協約)
え?労働組合じゃないけど団体交渉権があって、団体協約を締結している?
そりゃ何じゃと思う人がいるかも知れませんが、実は日本国の法律では事業協同組合にも団体交渉権、団体協約締結権が認められているのです。・・・この日本俳優連盟はまさにその事業協同組合として団体協約を締結しているのですね。
その日本俳優連合が、「フリーランスの芸能実演家に労災保険を!」と、労災保険の特別加入を求めています。
https://www.nippairen.com/jaunews/post-1929.html
・・・ところが私たち俳優は、撮影や舞台上などでケガをした場合、労災が適用されることは極めて難しく、 困っておられた方を多く存じています。俳優のほとんどは「フリーランス(=個人事業主)」に分類されて いるので、労災保険の適用が難しい場合が多いのが現状です。・・・
ご承知の通り、労災保険には一人親方や家内労働者などが加入できる特別加入という制度がありますが、俳優は対象になっていません。そこで、
・・・しかし今、341万人ものフリーランスの増加と、多様化する働き方に対応し、適用業種を拡張する方 向にあります。私たちが国の労災保険を手に入れるチャンスが、今なのです。
そのためには、まず厚生労働省の実態調査に業種全体で協力して、 特定作業従事者の範囲を拡大し、 芸能実演家にも加入の途を開くことの要望をしていきたい所存です。
いろんな動きがありますね。
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