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2019年12月30日 (月)

2020年、5つのキーワード@『先見労務管理』2020年1月10日号

Senken 大みそかの前日になって、『先見労務管理』2020年1月10日号 が届きました。毎年恒例の「5つのキーワード」も、私は2014年以来寄稿していて、今回で7年目になります。

今年のお題は「副業・兼業」です。

 ここ2年余りにわたって、政府は副業・兼業の推進に大変前のめりの姿勢を示し、労働社会保険制度やとりわけ労働時間通算制度の見直しを進めている。今回は、この動きがどうして始まったのか、制度の見直しの方向性はどうなのか、そしてそもそもこの問題をどう考えるべきなのか、といった諸点について、包括的に概観したい。 
1 働き方改革から厚労省の検討へ 
2 副業・兼業の実態 
3 労働時間法制の見直し 
4 労災保険制度の見直し
5 雇用保険制度の見直し 
6 EUの近年の動向

ちなみに、他のお題とその執筆者は以下の通りです。

キーワード② 過労死等防止対策 岩城穣

キーワード③ 賃金請求権の消滅時効 片山雅也

キーワード④ ハラスメント 金子雅臣

キーワード⑤ 被用者保険の適用拡大 平田未緒

これねえ、年末に刊行する雑誌に書こうとすると、執筆時期からしてなかなか審議会等での最終結論を盛り込むのが難しいのですね。私の文中にも、労災保険の見直しのところで、「本校執筆時点(12月10日)でほぼ複数就業先の業務上の負荷を総合評価して労災認定する方向でまとまりつつあるようである」となんとか書きましたが。

とりわけ賃金請求権の消滅時効なんて、先日ブログにも書いたとおり、ようやく当面3年という結論で決着したのはつい5日まえのクリスマス当日でしたし。でもさすが片山弁護士、最後の節で「ここからは私見に過ぎないが」と断りつつ、「まずは3年で落ち着くのではないかと考えている」と予想しています。

 

 

 

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