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2019年11月23日 (土)

「工業高校」と「工科高校」の違い

正直意味がよくわからないニュースです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191122/k10012186251000.html (「工業高校」を一斉に「工科高校」に変更へ 全国初 愛知県教委)

愛知県の教育委員会が、県立の「工業高校」13校の名称を、再来年4月から一斉に「工科高校」に変更する方針を固めたことが分かりました。科学の知識も学び、産業界の技術革新に対応できる人材を育成するのがねらいで、工業高校の名称を一斉に変更するのは全国で初めてだということです。 ・・・

いやまあ、高校の名称をどうするかは自由ですが、その理由がよくわからない。

・・・関係者によりますと、すべての県立工業高校の名称について「工学だけでなく、科学も含めた幅広い知識を学ぶ高校にしたい」というねらいから、再来年の4月から一斉に「工科高校」に変更する方針を固めたということです。・・・

ほほう、「工業高校」だと科学は学べないとな。「工科高校」だと科学が学べるとな。

「工業高校」の「業」は「実業」の「業」ですが、「工科高校」の「科」は「科学」の「科」だったとは初めて聞きましたぞなもし。

東京工業大学は実業しか学べないけど、東京工科大学は科学が学べるんだね。ふむふむ。

というだけではしょうもないネタなので、トリビアネタを付け加えておくと、東京工業大学は前身は東京高等工業学校でしたが、それとならぶ東京高等商業学校は、一橋大学になる前は東京商科大学でした。一方が「業」で他方が「科」となった理由は何なんでしょうか。

ちなみに、東京高商と並ぶ神戸高等商業学校は、大学になるときには神戸商業大学と名乗っていますな。今の神戸大学の前身ですが、同じ商業系でもこちらは「科」じゃなくて「業」です。

さらにちなみに、神戸商科大学というのもあって、これは戦前の兵庫県立神戸高等商業学校が戦後大学になるときにそう名乗ったんですね。今の兵庫県立大学の前身です。

なんだか頭が混乱してきましたが、東京商科大学は戦時中東京産業大学と名乗っていたので、別に「業」を忌避していたわけでもなさそうです。

 

 

 

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コメント

濱口先生、こんにちは。「工科」と言う言葉で思い浮かべるのは明国の名門大学、MITことマサチューセッツ工科大学ですね。でもこのMITはクルーグマン、スティグリッツ氏のような経済学者も沢山います。wikiで調べたらMITは経営学部、人文・社会科学学部があってすでに「TECHNOLOGY」だけを教える大学ではなくなっています。

どうもその辺りの事情が伝わらないまま「工科」と言う訳語が独り歩きして今回の愛知県のおかしな動きになってしまったのでは?と愚考する次第です。

補足いたしますと今回の愛知県に似たような話を聞いたことがあります。私の実家の近くにかつて○☓工業大学と言う大学がございました。そして私の学生時代に県名に工科大学を付けた名前に改名したところ学生が増えた、ということがあったのです。なんでもこのときマサチューセッツ工科大学の名前をイメージして改名した、と聞いたことがあります。要するに何となく「工科」にすれば格好いいだろう、ということで改名したようです。愛知県の「工科高校」もその程度の理由で改名してあとで慌てて理由づけしただけではなかろうかと。

なるほど、MITの日本語訳の「工科」から来てましたか。
でも、東京「工業」大学の英語訳は「Tokyo Institute of Technology」(TIT?)なんですけれどもね。
ここもかつては江藤淳や永井陽之助、その後も橋爪大三郎など、テクノロジーだけじゃないですけど。

ついでにトリビアを重ねると、自衛隊には高等工科学校というのもありますな。

屋上屋を架して恐縮ですが、東京工業大学といえば、それこそ古くは“文藝ゴリゴリ”の伊藤整もいましたねぇ。

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