連合結成30年@『生活経済政策』10月号
と、聴いて、ああ、そうだったか、と思い出す人も多いのではないでしょうか。
本屋さんには平成30年を回顧する本が溢れていますが、平成元年は連合元年でもあります。平成の30年が失われた30年だったとしたら、連合の30年はなんと総括されるのでしょうか。
というわけで、同誌10月号は高木剛、古賀伸明という二人の連合会長経験者と、高木郁郎さんのインタビューで構成されています。
明日への視角
- 世界にできることは…/水島治郎
特集 連合結成30年
- はじめに/中北浩爾
- インタビュー[聞き手 中北浩爾]
■元連合会長 髙木剛さんに聞く
■前連合会長 古賀伸明さんに聞く
■日本女子大学名誉教授 高木郁朗さんに聞く連載 日本社会のこれまで・いま・これから[3]
- 大混乱の大学入学共通テスト/本田由紀
書評
牛尾治朗、野田佳彦、古賀伸明著『松下幸之助と私』/大門正彦
高木さんのは、やや話題があっち飛びこっち飛びの感はありますが、この台詞はゼンセン出身者ならではかも知れません。
・・・組織化は本当は産別側の仕事ではあるんだけれど、産別がやらない。自分でやったことがない。組織化の仕事をいっぺんもやったことがない幹部が今もいっぱいいる。
日教組の話をすると、1990年代で、21世紀ブームのちょっと前に、日教組が21世紀委員会というのをつくって21世紀の運動を議論するので、民間の話も聞きたいからゼンセンからも委員を出してくれということで僕が参加したわけ。それで、日教組の話を聞いてたら、日教組の世界は組織化の宝の山。公立、私立を含めて。公立の組織率は2割とか3割だし、私立に至っては、塾があり教科書会社がある。500万くらいある土壌の中で、組織化はわずか30万だ。ゼンセンの発想だと宝に見えるといったよ。
だって、組織化といったって、新規に採用された教員の人に年度の初めにちょこっと組合に入ってよと言って、いやって言ったらほとんどほったらかしだもの。・・・・;
日教組はゼンセンを見習え、と。
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