常見陽平『僕たちは育児のモヤモヤをもっと語っていいと思う』
常見陽平さんより新著『僕たちは育児のモヤモヤをもっと語っていいと思う』(自由国民社)をお送りいただきました。ありがとうございます。
https://www.jiyu.co.jp/shumiseikatsu/detail.php?eid=03379&series_id=s13
「育児だって、仕事だ!」
「イクメンなんて無理ゲーだ!」『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞で「イクメン」がトップテンに選ばれたのが2010年。
あれから約10年。「女性活躍」が謳われる世の中で、ますます男性の育児も当たり前になりつつあります。しかし、
「イクメン」のハードルが高すぎる!
そもそも育児が大変過ぎる!
家事の分担がうまくできない!
育児と仕事が両立できない!などなど、これまで女性が直面してきたような問題にあらためて直面し、モヤモヤしながら家事・育児をしている男性も多いのではないでしょうか。
そのモヤモヤ、もっと語りましょう。
本書では、5年間の不妊治療の末43歳にして父親となり、2歳の娘を育てている「働き方評論家」常見陽平が自身の経験も交えながら、これからの父親育児について語ります。
パートナーとのやりくり、仕事のやりくりで家事・育児はもっと楽になる。
紋切型の「父性」にこだわらないことで精神的にも楽になる。この本を読んだ後では見える世界が変わってくるはずです。
巻末には、エッセイ漫画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った』が映画化され、今注目されている漫画家・宮川サトシ(1児の父・育児エッセイ漫画『そのオムツ、俺が換えます』第1巻好評発売中)との「育児のモヤモヤを語りつくす!」特別対談を収録!
(5章 優先順位はいのちだ! より)
「子育ては未来永劫続くわけではありません。子育てをする同志のみなさん。合格点を下げ、あらゆるやりくりをしながら、いまを楽しんでまいりましょう。」
というわけで、娘が生まれた常見さんは、もはや「硬派な左翼論客」ではなく、家庭内で「仲居」として生きているということです。
・・・私が担う主な家事は、買い出し、料理、皿洗い、ゴミ捨てです。・・・気がつけば、妻は、スマートスピーカに命令するように私にいうようになっています。命令には絶対服従。完全に尻に敷かれること、さらには命令をほぼ聞くことを心がけ、「ハイハイ」と妻の望みを叶えることに徹しています。・・・
・・・おかげさまで、この生活にはストレスがありません。いわゆる「男らしさ」「大人らしさ」なるものを誇示しなくて済むからです。プライドもゼロですが、ストレスもゼロ。家庭内はうまくいっている方だと思います。・・・余計なプライドを捨て、仲居さんとして生活することで、私は家庭でも安穏な居場所を得たのです。
とまあ、自らの家庭生活を赤裸々に語ります。
« 岸清一の孫が岸健二さん | トップページ | 『日本労働研究雑誌』2019年9月号 »
コメント