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2019年8月20日 (火)

仕事の未来を考える@『情報労連REPORT』8-9月号

190809_cover 『情報労連REPORT』8-9月号は「仕事の未来を考える」と、でかいテーマを取り上げています。

郷野晶子さんや清家篤さんのインタビューの他、いろんな記事が載っていますが、

http://ictj-report.joho.or.jp/special/

190809_sp06_face ここではまず首藤若菜さんの「グローバル化と労使関係 労働組合は国際連携をどう強化すべきか」を。

http://ictj-report.joho.or.jp/1908-09/sp06.html

経済のグローバル化は、労働組合運動にマイナスに影響するというのが学問的な見解です。元来、労働組合運動は国内労働者の雇用・労働条件の維持・向上が主な目的でした。安い人件費で自分たちから雇用を奪う他国の労働者とは敵対関係になりがちです。経営者はその敵対関係を利用しながら、労働組合運動を分断し、人件費がより安いところに雇用を移転させてきました。

経済のグローバル化は、ストライキにも悪影響があります。製造業はその典型です。A国で労働組合がストライキを起こすと、会社はB国に生産をシフトし、ストライキの効果を減退させてきました。

一方、労働組合運動は「ナショナルな運動」でありながら、その誕生時から「インターナショナルな運動」でもありました。外国に移転する雇用をどう守るかは繰り返し議論され、運動の統一は常に課題でした。現実的には言葉や文化、雇用慣行の違いがハードルとなって連帯がなかなか進まない現状がありますが、経済のグローバル化が進む中で、国際連帯の強化はますます重要な課題になっています。・・・

Face_tsunemi それから、常見陽平さんの連載はコンビニ外国人です。

http://ictj-report.joho.or.jp/1908-09/tsunemi.html

そんな「コンビニ外国人」を巡って、思わず絶句する光景を目撃した。夜中のコンビニでオーナーとおぼしき高齢の男性が、外国人の男性店員を延々と叱りつける様子を見てしまったのだ。仲裁に入るちっぽけな勇気がなかったことを反省した。

電子マネー決済の不具合が原因だった。まだ日本語が不慣れな彼に厳しい言葉が浴びせられる。彼は謝罪、弁明もたどたどしい。これが火に油を注ぐ。店長はますます激高する。

いくら至らない点があるとはいえ、日本語も上手ではなく、コンビニ業務にも慣れていない外国人店員を叱りつける店長の言動はパワハラそのものだ。

ただ、このオーナーにもわずかながら同情できる点があった。そもそも、なぜこの遅い時間にオーナーが自ら店頭に立っているのだろう。きっと、人手不足が原因だ。近くにはドミナント出店で同じコンビニチェーンも出店している。もし、オーナーが異なる場合はアルバイトの奪い合いにもなるだろう。・・・

・・・コンビニには、日本社会の問題が凝縮されている。快適、便利は「コンビニ外国人」によって担われている。個人事業主であるにもかかわらず、労働者のように扱われるオーナーも楽ではない。・・・

・・・もっとも、彼らを犠牲にしてはよくないが、その視点から日本の労働社会の根本的な問題があらわになるのではないかと私は予測している。便利さ、安さを追求するがゆえの問題がここでは明らかになる。

外国人労働者との共生のためにも、日本の労働社会の問題を直視したい。コンビニ外国人はその最も身近な例だ。

 

 

 

 

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