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2019年8月21日 (水)

『月刊連合』8・9月号

Covernew_20190821133801 『月刊連合』8・9月号は、ILO創設100周年×連合結成30周年ということで、ガイ・ライダー 国際労働機関(ILO)事務局長 × 神津里季生 連合会長の対談が組まれています。「「輝かしい未来と仕事」〜私たちが未来を変える〜」と題して、いろいろと語られていますが

https://www.jtuc-rengo.or.jp/shuppan/teiki/gekkanrengo/backnumber/new.html

2019089_p23 2019年、ILO(国際労働機関)は創設100周年という大きな節目を迎え、6月の第108回総会で「仕事の未来に向けた創設100周年記念宣言」を採択した。連合も、今秋に結成30周年を迎えるにあたって、連合ビジョン「働くことを軸とする安心社会ーまもる・つなぐ・創り出すー」をまとめた。共通するメッセージは「未来は変えられる」だ。
世界は今、情報技術革新、人口動態、気候変動、グローバル化などによって、かつてない規模と深度の急激な変化に直面している。その課題をどう受け止め、「仕事の未来」を切り拓いていくのか。G20(金融・世界経済に関する首脳会合)閉会直後の大阪で、ILO初の労働組合出身事務局長であるガイ・ライダー氏と神津会長が語り合った。

この対談の中で一番重要な一節は、ライダーさんのこの言葉でしょう。

・・・3つめは「仕事の未来」に対応して、自らも変革していくという視点を持っていることです。今、ギグエコノミーなど、従来の雇用労働とは異なる働き方が登場しています。そうした不安定な労働者の権利を守るには何が必要か。労働市場や労働法制の整備だけでなく、労働組合自身が、多様な働き方の人たちを包摂する組織へと自らを変革する必要があります。これは非常に重要です。それができるかどうかが、「仕事の未来」を方向付けることになるからです。・・・

これとも関連して、後ろの方では例のベルコ事件に関する記事がいっぱい載っています。

偽装雇用か!?

ベルコだけの問題じゃない!

今回、本誌でお伝えしたいことは「会社組織の丸ごと偽装」。指揮命令の実態は通常の会社組織と変わらないのに、業務委託契約を濫用し、ほぼ全従業員を「個人請負」扱いにしてあらゆる労働法規の適用を逃れている。こんなやり方を許したら、日本の雇用社会は根底から破壊されるという危機感が広がっている。これではどんな仕事でも業務委託になってしまう。これは人ごとではない。明日は我が身…すなわち、私たち自身の問題だ。冠婚葬祭互助会大手の「ベルコ」で起きている問題を見てほしい。
6月13日には、北海道労働委員会が、全ベルコ労働組合の組合員に対する事実上の解雇と団体交渉拒否を不当労働行為と認定し、職場復帰等を命じる命令を下したが、高裁での裁判は継続中。闘いはまだまだ続く。この問題、ますます目が離せない。

■記者の解説

風間直樹 週刊「東洋経済」記者

■当事者の声・支援メッセージ

高橋 功 全ベルコ労働組合委員長
棗 一郎 弁護士・全ベルコ労働組合裁判闘争弁護団
出村良平 連合北海道会長
北野眞一 情報労連中央本部書記長
逢見直人 連合会長代行 

 

 

 

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