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2019年8月 1日 (木)

中山慈夫『就業規則モデル条文 第4版』

9784818519039 例によって、経団連出版の讃井暢子さんより、中山慈夫『就業規則モデル条文 第4版』をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

http://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/public/book/index.php?mode=show&seq=552&fl=

企業実務の立場から、就業規則の作成手続きと効力に関するルールを説き、必要不可欠と思われるモデル条文を掲げて、その意味と現在の労働法令上の根拠を示し、あわせて職場で生じやすい問題について判例をもとに解説しました。各条文の「基本的な考え方」に加え、条文の運用上問題となりやすい事項を「チェックポイント」「問題点」として詳述し、検討を要する実例も例示しました。第4版は、働き方改革関連法を踏まえて改訂し、ハラスメント対応、副業、時間外労働の上限規制、年休の確実な取得なども追加しました。

経営法曹の長老の中山慈夫さんによるものです。就業規則のモデルというと、例の兼業・副業関係はどうなっているかが気になりますが、さすがに時流に踊らされることなく、冒頭にこういう規定例を掲げています。

[例1]会社の許可なく社外の業務に従事しまたは自ら事業を行ってはならない。

そして、働き方改革や厚労省のモデル就業規則では原則自由である届出制が掲げられているが、と述べた上で、しかし労働時間の通算規定等の問題がありと論じ、

・・・よって、現状では、副業・兼業を原則認める届出制ではなく、[例1]のような副業・兼業を原則認めない許可制とすべきである。

と述べています。この辺はさすが経営法曹の重鎮ですね。

 

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