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2019年7月26日 (金)

倉重公太朗『雇用改革のファンファーレ』

17091202x300_20190726113901 倉重公太朗さんの新著『雇用改革のファンファーレ~「働き方改革」、その先へ~』(労働調査会)をお送りいただきました。いまや若手経営法曹の星といわれる倉重さんの意欲溢れる新著です。溢れすぎて、若干吹きこぼれているところもありますが。

https://www.chosakai.co.jp/publications/22754/

これまでの「働き方」「働かせ方」が通用しなくなる日本型雇用神話の崩壊と、新時代の「働き方改革」の到来を告げるファンファーレが労働市場に鳴り響いた。今後、企業は、経営者は、働く人はどのような選択をしていくべきか。企業労働法専門の弁護士が、わが国における雇用慣行の問題点を指摘し、現代の世相や法的問題を読み解いた上で、これから真に求められる「働き方改革」について解説、提言する。
筆者と雇用・労働問題に詳しい著名な有識者、実務家6名との対談も収録。 

序章 日本型雇用の「終わりのはじまり」
第1章 日本型雇用のひずみと崩壊
第2章 「働き方改革」ってなに?
第3章 脱「時間×数字」の働き方
第4章 解雇の金銭解決制度のススメ
最終章 「雇用改革のファンファーレ」~4つの視点から~
対談編 荻野勝彦氏×筆者
◇◇◇◇濱口桂一郎氏×筆者
◇◇◇◇唐鎌大輔氏×筆者
◇◇◇◇森本千賀子氏×筆者
◇◇◇◇田代英治氏×筆者
◇◇◇◇井上一鷹氏×筆者 

というわけで、対談編には労務屋こと荻野勝彦さんや私も登場しています。

弁護士が書いた労働法の本というイメージとは、本の作り方がだいぶ違います。

序章の「日本型雇用の「終わりのはじまり」」を一枚めくると、やたらにでかい文字で

雇用不安が襲う日本
これからどう働く、
生きるか

とあります。

この調子で、第1章の「日本型雇用のひずみと崩壊」をめくると、

正社員の特権が
「非正規貧困化」の根本原因だ
「雇用身分格差」を放置
することは許されない

と大音声で呼ばわっています。

その後も十数ページごとに、

「解雇しやすい社会」
にすれば正社員は増える
真の意味での雇用の安定を
どう考えるべきか

とか、

残業代ゼロは
年収いくらなら良いか。
賃金の公平分配が
問題の本質だ!

とか、

「ブラッククビ」が
中小企業で横行する理由
大企業の社員だけが
法律で保護されている

と、倉重節が鳴り響いています。

このあたり、hamachanの持論とも交わっているじゃないと感じる方もいるでしょう。

最終章では、4つの視点から今後の雇用社会の進むべき道を論じていますが、その最後でこう漏らした言葉が沁みます。

現在、小学生である筆者の子供たちが将来、社会に出るとき“よい雇用社会”であることを願ってやみません。

昨年10月の独立記念ディナーショーに「出演」していた倉重さんのお子さんたちの姿が脳裏に浮かびました。

ちなみに、巻末の対談編は、本ブログでも紹介してきたYahooニュースの短縮版です。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-bdc0.html

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