教育再生実行会議の高校改革提言@WEB労政時報
WEB労政時報に、「教育再生実行会議の高校改革提言」を寄稿しました。
https://www.rosei.jp/readers-taiken/article.php?entry_no=76230
去る5月17日、官邸に設置されている教育再生実行会議が「技術の進展に応じた教育の革新、新時代に対応した高等学校改革について」と題する第11次提言を発表しました。内容は大きく、AIやIoTなど「技術の進展に応じた教育の革新」の話と、「新時代に対応した高等学校改革」の二つからなります。後者はやや目新しい感じがしますが、実はよく読んでいくと、今から半世紀以上昔の高度成長期の議論が復活している感もあります。まずは、何を論じているのかを見ていきましょう。
最初の能書きは、高等学校は中学校を卒業したほぼ全ての生徒が進学する一方、高校生の能力、適性、興味・関心、進路等が多様化している。高等学校が対応すべき教育上の課題は複雑化している。一方、少子高齢化、就業構造の変化、グローバル化、AIやIoTなどの技術革新の急速な進展によるSociety5.0の到来など、高等学校を取り巻く状況は激変している。そこで、これからの高等学校においては、・・・・
というわけで、例によって労働問題温故知新噺です。
ついでに一つ紹介。同じWEB労政時報に、JILPTの藤本真さんが「雇用・労働の平成史」という連載の第1回目を書いています。
https://www.rosei.jp/readers-taiken/article.php?entry_no=76233
1回目は淡々とこの間の変化を叙述していますが、次回以降どういう議論を展開するのか楽しみです。
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