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2019年4月 3日 (水)

『徳田孝蔵オーラル・ヒストリー』

ということで、昨日『落合清四オーラル・ヒストリー』と一緒に送られてきたのが『≪元UIゼンセン同盟副会長≫徳田孝蔵オーラル・ヒストリー』です。例によって南雲智映さん、梅崎修さん、島西智輝さんのお三方によるゼンセン関係のオーラルの8冊目となります。

こちらも幼少期の苫小牧での王子製紙争議の思い出から始まってなかなか波瀾万丈の人生で、警察と殴り合いやった話なんかもありますが、ここでは昨日に続いてゼンセン幹部時代の秘話を。ゼンセン同盟がCSG連合と合併してUIゼンセン同盟になったことはよく知られていますが、実はその間、CSG連合の前身の一般同盟ではなくて、総評全国一般と合併するという話もあったそうです。

徳田 ・・・旧総評の全国一般、いま連合に入っている全国一般のトップの人とは、僕がどのポストの時か忘れましたけど、地方部会の部会長の時もそうでしたが、いろいろな場で話をしていて、「ゼンセンとは一緒にやることも考えたらどうですかね」ということを聞いたら、一時乗り気だったんですよ。ところが、専従者が135人いるんだ。こっちは、規模が桁外れに違うのに180人でやっているわけだから、これを全部受入れろと言われたら無理ですわなと。

南雲 そんな話もあったんですか。

徳田 だから、一般同盟とは一緒になろうという話は全然なかったけれど、総評のあれとは。それは、僕は芦田さんと高木さんには報告していたけれど、ゼンセンは僕が一人でやっていました。他の人には一切言わなかったから。

南雲 それは初めて聞いた話です。

徳田 ゼンセンは、全国一般と喧嘩ばかりしていたから。

南雲 そうですよね。そもそも組織の取り合いとか、すべてやっているはずなんですが。

徳田 ところが、中小労働運動に対する求めるものというか、理念は違っても運動の姿勢は互いに認め合うところもあった。松井保彦さんという非常に立派な方で、松井さんも僕のことを非常に信頼してくれて、一緒になってどうかなという話を、酒飲み話で何回もしたことがあるんですよ。だけど、「専従者135人、これはきついです。財政が持ちませんわ。」と。ゼンセンみたいに、全国一般が採用してそれで派遣しているという人ではなしに、東京一般とか葛飾一般とか、こういう所で給料をみてやっているわけです。それで高齢者が非常に多かった。だから、定年後の半ばボランティアみたいなので世話活動をやるという、志の高い人たちがいたわけですよ。尚更、そういう意味では総評の理念にゴリゴリに固まっている人たちばかりだろうし、ゼンセンでは片方で喧嘩ばかりしていたから。中小の問題をどうするかと考えたときは、向こうも財政的に立ちゆかなくなっていたんですよね。ということで話した経緯はあります。公にしたことは一回もないけど。それは松井さんとの人間関係ですよね。

いやあ、これはなかなか興味深い秘話ですね。

ここは是非松井さんの話を聞きたいところですが、残念ながら松井保彦オーラル・ヒストリーというのはありません。ただ、松井さんの後任の全国一般委員長の田島景一さんのオーラルはあって、そこでは「芦田連合会長とゼンセンの考え方に感銘」を受けたという話もあり、また、産別統合でゼンセン同盟、JEC、JAM等と話があったという記述もあります。このあたり、まだまだ語られていない秘話が結構ありそうです。

 

 

 

 

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