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2019年4月25日 (木)

水島治郎他編『政治学入門』

439638 永井史男・水島治郎・品田裕編著『政治学入門』(ミネルヴァ書房)を、編者の一人の水島治郎さんよりお送りいただきました。ありがとうございます。

https://www.minervashobo.co.jp/book/b439638.html

政治はどのように捉えればいいのか。本書では、初めて政治学に触れる大学生が、入学から卒業に至るまでに様々な「政治」を経験するというストーリーとともに、政治学の世界を分かりやすく紹介する。また、「合理的個人」という視座では説明が付かない政治の現象も視野に収めた、包括的な内容を目指す。大学新入生はもちろん、どの学部の学生にとっても、最初に紐解くべき入門書であり、社会人になってからも役立つ道しるべ。

タイトル通り、大学1年生向けの政治学の入門書ですが、結構深い内容も盛り込まれています。特に、お送りいただいた水島治郎さんの担当された第9章は、福祉国家論から最近のトピックまでを簡潔にまとめています。

第9章 支え合う仕組みを考えよう——福祉国家とその変容(水島治郎)
 1 福祉国家とその三類型
 2 グローバリゼーションと福祉国家の変容
 3 福祉国家のゆくえ——社会的包摂と地域社会
 コラム 9 一世紀を経ても残る「労働者宮殿」

その中では、日本型雇用システムが企業「メンバー」である正社員に福祉を提供してきたことが福祉国家の在り方に大きな影響を与えてきたことを、とりわけ住宅福祉の不在という側面から説明しており、そこでさりげにオランダの「労働者宮殿」という労働者住宅の話をコラムで持ち出すという仕掛けになっています。

 

 

 

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