川口美貴『労働法〔第3版〕』
川口美貴さんの分厚いテキスト『労働法〔第3版〕』(信山社)をお送りいただきました。分厚さは1085ページ、拙著を若干超えております。
さて、今回の第3版、実は第2版が出たのが1年前なので、わずか1年で改訂されたことになります。これは記録的な早さではないでしょうか。しかもこの分厚さで。
https://www.shinzansha.co.jp/book/b449000.html
働き方改革関連法・民法改正(債権関係)に対応した最新版。労働法全般にわたる詳細で充実したテキスト。本書の全体を見通すことができるように、冒頭に細目次を配し、わかりやすく提示。長年の講義と研究活動の蓄積を凝縮し、講義のための体系的基本書として、広く深い視野から丁寧な講義を試みる。学習はもとより実務にも役立つ、労働法のスタンダードテキスト。
今回追加された所はいっぱいありますが、たとえば、「労働者」概念のところで、クラウドワーカーについての記述がされ、さらに「他の概念との異同」として、家内労働者、事業協同組合の組合員、独占禁止法上の事業者と取引の相手方、といったことについてやや詳しく書かれていて、昨晩、都内某所で交わされた話と重なり合うものがあります。
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