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2018年11月20日 (火)

アフトルハーノフ『スターリン暗殺事件』

61qpgogilul_sx354_bo1204203200_ いや別に他意はなく、たまたま古書店の店頭に1冊100円で転がっていたのを見つけて買って読んでるだけですけど、忠誠なふりをして独裁者を出し抜いて叩き潰す、というストーリーはわくわくさせます。

スターリン暗殺事件―ベリヤ四人組の陰謀 (ハヤカワ文庫NF) 文庫 – 1980/9

アブドゥルアハマン・アフトルハーノフ (著), 鈴木 博信 (翻訳)

謎と噂につつまれていた独裁者スターリンの死の真相について冷戦時代に当時入手可能な資料によって立証した名著。ソ連消滅後の現在でも充分に資料的価値があるといえるだろう。

ちなみに、著者のアフトルハーノフは亡命チェチェン人。

(追記)

後世のために注記しておくと、ちょうどこの日にルノー・日産の最高権力者である(った)カルロス・ゴーン氏が逮捕され、手回し良く西川社長が記者会見していたんです。

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コメント

ブログ趣旨から外れますが、いきなりの逮捕というのが、何とも凄いですよね。事情聴取や任意同行もなくいきなりとは、かなり手の込んだやり口だなと。個人的には、逮捕は被逮捕者の人権や名誉を著しく毀損するので、よほど慎重にとは思うのですが。悪いことにも色々な種類があるわけで、これはある種の下克上なのでは?とも思うのですが。。
来年あたりNHKスペシャルとかで背景含めて明らかにされるのでしょうが、逮捕することなのかなという違和感は拭えません。

少し前に見た ”スターリンの葬送狂騒曲” という映画を思い出しました。これはスターリンの死後のべリヤ等ソビエト共産党首脳の後継者争いを描いたものです。ドタバタ調ですが内容は非常に恐ろしいです(ドタバタでなく真面目に演じたらホラー映画以上に怖いと思います)
イギリス映画ですがロシアでは上映禁止だそうです。

この本は、状況証拠から、殺ったのはべリヤら4人組に違いないと推論しているんですが、むしろ彼らが医師団事件でスターリンに殺られる一歩手前だったことを詳しく説明している部分が重要でしょう。あと、意外にべリヤに同情的というか、下手人仲間のマレンコフやフルシチョフにあっさり殺られて、世上史上最凶のロリコン殺人鬼みたいに言われるんですが、べリヤがスターリンを殺ってなければ、あの後また膨大な血の粛清が行われたであろうと言ってます。

リプライ頂きありがとうございました。


>意外にべリヤに同情的というか、下手人仲間のマレンコフやフルシチョフにあっさり殺られて

映画では、べリヤ以外はスターリンの死去は予想していなかった事になっています。後継争いはべリヤvs.フルシチョフで、冷徹なべリヤが秘密警察や粛清組織を掌握している事を利用して味方を増やしフルシチョフを追い込んでいくが、最後にジューコフ(軍)と結んだフルシチョフに逆転されてしまいます。


>べリヤがスターリンを殺ってなければ、あの後また膨大な血の粛清が行われたであろうと言ってます。

映画では、父を逮捕に来た秘密警察に息子が(自分も粛清される事を逃れるために)父の隠れ場所を教える場面やスターリンが死去した別荘の警備隊が(死去の事実を隠すため)使用人を射殺した後で新たに来た警備隊に射殺される場面等べリヤ指揮下の秘密警察や警備隊の冷酷さを強調して、べリヤが後継者になればこれまで通り血の粛清が続く事を暗示しています(フルシチョフは秘密警察を指揮し血の粛清を実施していたべリヤが後継者になるのを防ごうとする役割でした)

べリヤが秘密警察や粛清組織を掌握していた事や実際に後継者になったフルシチョフがスターリンを批判した事は事実なので、この映画に納得してしまいましたが、Wikipediaによると歴史家は事実と異なる点もあると言っているそうです。

ソ連のような国の本当の歴史を知るのは難しいと思いますが、とんでもない時代(国)だったと思いました。

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