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2018年10月24日 (水)

守屋貴司・中村艶子・橋場俊展編著『価値創発(EVP)時代の人的資源管理』

377520守屋貴司・中村艶子・橋場俊展編著『価値創発(EVP)時代の人的資源管理 Industry4.0の新しい働き方・働かせ方』(ミネルヴァ書房)をお送りいただきました。

http://www.minervashobo.co.jp/book/b377520.html

価値創発(EVP:従業員への価値の創発的提案)は、企業が優秀な人材をその組織ににひきつける必須条件である。AIやIoTを活用した第4次産業革命が進行する現在、いかに企業が優秀な人材にやりがいある仕事や報酬を与え、ともに新しい価値を創造しうるか。本書は、日本企業再生・復活の鍵となる新しい人材活用とは何かを、働く側、働かせる側の双方の視点から労働市場の実態を的確に捉え、今後の労働の方向性を探る

正直のところ、タイトルにもなっている「価値創発」の意義がなるほどとよく理解できたとは言いがたいのですが、アメリカにおける人事管理から人的資源管理、そしてタレントマネジメントへの「進化」というのが基本にあるらしいことは分かりました。

また、副題の「Industry4.0の新しい働き方・働かせ方」にどんぴしゃという部分はそれほどないのですが、最後の「結章 日本と世界の人的資源管理を展望する」(守屋貴司)が、井上智洋さんの『人工知能と経済の未来』を引きながら論じています。正直、井上さんのこの本はあまり感心しなかったのですが。

はしがき

序 章 日本企業にこれから期待される変化(守屋貴司)
 1 働く側と働かせる側の両方の視点
 2 急速な技術革新と先進国の労働力急減社会の到来
 3 21世紀の「働く側」と「働かせる側」の大激変とは:タレントマネジメントの進展と雇用の大選別時代の到来
 4 激変の中で求められる価値創発(EVP)時代の人的資源管理


 第Ⅰ部 進化する理論

第1章 人事管理論・人的資源管理論の史的変遷(岡田行正)
 1 人事管理論の生成と背景
 2 人事管理論の発展
 3 人的資源管理論のパラダイム
 4 人事管理論から人的資源管理論へ

第2章 戦略的人的資源管理の変化――水平的・垂直的提携関係と中核的人材の管理(山崎 憲)
 1 人事労務管理から人的資源管理へ:日本企業との競争がもたらした変化
 2 制度と運用の組み合わせによる競争力
 3 中核的人材の管理
 Column タスク・オリエンテッド・ジョブとタレント・オリエンテッド・ジョブ

第3章 人的資源管理論からタレントマネジメントへの「進化」(守屋貴司)
 1 タレントマネジメント論とは
 2 タレントマネジメント(TM)の誕生と定義
 3 タレントマネジメント論と人的資源管理論との比較
 4 タレントマネジメント論の理論的実践的展開とその社会的背景
 5 タレントマネジメントの日本企業への導入
 6 タレントマネジメント・タレントマネジメント論の特徴

第4章 人的資源管理の新たな展開――タレント人材定着の試み(橋場俊展)
 1 人材争奪戦とリテンション問題
 2 リテンションを企図した新しい概念:EEとTR
 3 EE言説・TR言説の意義と諸課題
 4 日本における人的資源管理へのインプリケーション

第5章 人的資源管理論とジェンダー・ダイバーシティマネジメント(中村艶子)
 1 人事雇用管理とジェンダー・ダイバーシティ
 2 社会情勢の変化とジェンダー・ダイバーシティ
 3 次世代の若者の人的資源管理
 4 企業におけるジェンダー・ダイバーシティマネジメント
 5 日本におけるダイバーシティマネジメントへのインプリケーション


 第Ⅱ部 働かせ方を展望する

第6章 雇用管理の機能とその変容(澤田 幹)
 1 雇用管理の意義と本質
 2 雇用管理と教育訓練・能力開発
 3 雇用管理の新展開と課題
 4 現代における雇用管理の意義

第7章 賃金管理の大改革(鬼丸朋子)
 1 賃金管理の必要性
 2 日本企業における賃金制度の変遷:「年の功」から「年と功」へ
 3 「成果主義賃金」から得られた教訓
 4 「働き方改革」に資する賃金制度の導入例
 5 今後の賃金制度のあり方

第8章 人事考課制度とコンピテンシー(鹿嶋秀晃)
 1 人事考課とは
 2 人事考課に求められるもの
 3 コンピテンシーの導入
 4 日本の職場におけるコンピテンシーと人事考課のこれから

第9章 労働時間管理の変貌(山本大造)
 1 労働時間管理と現代日本の様相
 2 「働き方改革関連法案」による労働時間管理の様相
 3 企業の取り組みと労働時間管理の展望

第10章 ライフデザインと自律的キャリア開発――多様なキャリアを自ら選び取る(佐藤飛鳥)
 1 キャリアの概念と理論:キャリア研究の到達点
 2 あなたのライフデザインとキャリアデザイン
 3 エンプロイヤビリティの獲得
 4 ジョブホッパーとキャリアビルダー:米日転職事情
 5 ダイバーシティ時代の自律的キャリア開発
 Column AIと雇用、バウンダリレスキャリア

第11章 職場環境の転換期――女性活躍推進の観点から(中村艶子)
 1 グローバル社会の中で
 2 企業内保育所:女性活躍推進の戦略
 3 職場環境がいかに女性活躍を推進しうるか


 第Ⅲ部 働き方の未来

第12章 若年者の働き方の多様化(水野有香)
 1 労働環境の変容
 2 若年者の労働の現状
 3 若年者の就労意識の変化
 4 若年者の労働からみえる問題と今後の働き方

第13章 女性の働き方改革(木村三千世)
 1 女性労働者の現状
 2 女性のキャリア形成
 3 進化する女性労働者
 Column 女性の働き方を創業当時より牽引している「資生堂」

第14章 公務改革と公務員の働き方の変化(松尾孝一)
 1 日本の公務部門の雇用構造
 2 公務労働の基本的性格
 3 公務改革と公務員人事管理の変化
 4 公務労働の変質と対応の方向性

第15章 外国人人材の「働き方」・「働かせ方」の未来と課題(守屋貴司)
 1 日本の外国人労働者数が100万人を突破
 2 外国人高度人材の日本への誘致・定着率を高めるための方策
 3 中小企業におけるハイ・スキル、ミドル・スキルの外国人雇用の課題
 4 ロー・スキルの外国人労働者の就労問題
 5 外国人労働者の「働き方」・「働かせ方」の改善策


結 章 日本と世界の人的資源管理を展望する(守屋貴司)
 1 理論的「進化」の下の諸実態の現状と問題点
 2 急速な技術革新における新しい戦略的人的資源管理と雇用関係・労使(労資)関係
 3 急速な技術革新における新しい戦略的人的資源管理と社会政策・社会改革

索  引

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