金子良事『河合栄治郎』(岩波新書)?
金子良事さんより『河合栄治郎』(岩波新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。新進気鋭の労働研究者による新たな河合の伝記です。・・・・
てなエントリが将来ここに載るかも知れません。というのも、
https://twitter.com/proofreader2010/status/1030684897923362816
矢内原忠雄(岩波新書)に金子良事さんが協力されている。岩波は金子さんで河合栄治郎を出さないのだろうか。
#岩波新書
https://twitter.com/ryojikaneko/status/1031567707454369792
藤原さんが私になぜか岩波新書で河合栄治郎を書かせたがっていて、しかも、そのツイートを岩波新書さんがいいねしてるという、不穏な事態に。
いやそのあと火消しに懸命なようですけど。
金子さんが書くかどうかは別にして、河合栄治郎を書くのなら、あの「官を辞するに際して」の情熱あふれる文章を再録してほしいです。
日本には一人の労働の代議士あるなく、又一の有力なる労働組合もない。資本家は其の利害を述ぶるの機関と便宜を持つけれども、労働者は其の利益を代表する一人のスポークスマンを持たぬのである。此の間に於て若し農商務省の官吏が労働者の立場を熱心に考慮に入れるに非ざれば、彼等は一人の自己を顧みるべきものを有しない。此処に於てか労働問題の局に当たる者は一個の殉教者の如き心事を持って事に当たらなければならないと。「官を辞するに際して」(『河合榮治郎全集第16巻』社会思想社(1968年))。
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