来年ILOで職場の暴力・ハラスメント条約へ
すでに日本のマスコミでも報じられていますが(とはいえ、セクハラ、セクハラばかり強調するのは何とかならんのか)、ILO総会で議論されていた職場の暴力とハラスメントが、来年条約・勧告化することを目指して、基準設定委員会の決議を採択したようです。
これの123ページ、第1429項に、
Resolution
1429. The Committee adopted the draft resolution to place an item entitled “Violence and harassment in the world of work” on the agenda of the next ordinary session for the second discussion with a view to the adoption of a Convention supplemented by a Recommendation.
本委員会は「労働の世界における暴力とハラスメント」と題されたアイテムを、勧告によって補完される条約の採択を視野に、次回の通常セッションにおける第二次討議のためのアジェンダとして設定する決議案を採択した。
ちょうど3月に、パワハラ検討会がいくつかの選択肢を提示した報告書をまとめたところですが、今後労政審のしかるべき分科会で議論をする際にも、1年後に採択されるであろうILO条約の中身は常に意識されることになると思われます。
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