« 『生活経済政策』6月号 | トップページ | ハマキョウレックス・長澤運輸に最高裁判決 »

八代尚宏『脱ポピュリズム国家』

05241725_5b0676dd670dd八代尚宏さんより新著『脱ポピュリズム国家 改革を先送りしない真の経済成長戦略へ』(日本経済新聞出版社)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

https://www.nikkeibook.com/book/191684

日本こそ! 大衆迎合主義の危機

◆腰くだけの労働市場改革、反発を恐れて手を出せない社会保障、補助金漬け飼料米の農政--目先の利益のために社会全体の長期的な利益を犠牲にするポピュリズム政治が日本の将来を脅かそうとしている
◆ポピュリズム政治は世界的な潮流ともいえるが、少子高齢化が急激に進む日本では、その負担は重い。それなのに「先送り」をやめる政治決断ができない。
◆著者は、経済財政諮問会議の民間議員も務めた規制問題の第一人者。「今を生きる人」「特定の業界の人」にやさしい政策が後代の人たちに取り返しのつかない負担をかけることや、一般消費者に質の低い商品・サービスを押しつけることになることを指摘。
性別や年齢にかかわらず長く働けるようにすることで、社会保険料を長く納められ、給付の抑制を最小限にする、労働・社会保障の一体改革を提言。

というわけで、各論は今までの多くの本で繰り返し語られてきたことですが、それを「脱ポピュリズム」というラインでまとめたのが今回の本の新味といえます。

第1章 アベノミクス5年間の評価と展望――ポピュリズム政治への変質

第2章 労働市場改革の意義と限界

第3章 逆戻りする構造改革

第4章 社会保障改革をどう進めるか

第5章 年金改革を妨げるポピュリズム政治

第6章 介護サービスを成長産業に

第7章 保育を福祉からサービスへ

第8章 農業活性化を妨げるコメの減反政策

第9章 外国人労働の受け入れ方――「反外国人ポピュリズム」からの脱却

それが一番くっきりと出ているのはもちろん第1章で、「アベノミクスの5年間とは何だったのか?」と問いかけ、「3本の矢の残念な成果」と極めて否定的に見ています。

|
|

« 『生活経済政策』6月号 | トップページ | ハマキョウレックス・長澤運輸に最高裁判決 »

コメント

同じ立場を八代氏は”ポピュリズム(大衆迎合主義)”と言い、ブレイディ氏・松尾氏・北田氏は"レフト3.0"と言っているのでしょうか?

投稿: Alberich | 2018年6月 4日 (月) 18時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3288/73593541

この記事へのトラックバック一覧です: 八代尚宏『脱ポピュリズム国家』:

« 『生活経済政策』6月号 | トップページ | ハマキョウレックス・長澤運輸に最高裁判決 »