« 産業競争力会議雇用・人材分科会有識者ヒアリング(2013年11月) | トップページ | 海老原嗣生『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』 »

岸健二編『業界と職種がわかる本 ’20年版』

9613_1526004436岸健二編『業界と職種がわかる本 ’20年版』(成美堂出版)をお送りいただきました。毎年ありがとうございます。

http://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415226910/

就職活動をする学生のために、業界や職種を11業種・8職種にまとめ、業界の現状、仕事内容などを紹介。
就職活動の流れや最新採用動向も掲載。就職活動の基本である業界職種研究の対策書として最適な一冊。
自分に合った業界・職種を見つけ就職活動に臨む準備ができる。

例によって、編者の岸健二さんの最近のエッセイを、労働調査会のコラムから:

http://www.chosakai.co.jp/information/alacarte/20632/(新入社員のみなさん就業規則を読みましたか?)

今月社会人となられたみなさん、混雑の中の通勤、職場の雰囲気に馴染みはじめていますでしょうか?
 筆者が初めて社会人になったころは、入社の時に「就業規則」が冊子で配布されました。今はおそらく多くの会社において社内コンピュータシステムの中に「誰でもいつでも見られるように」あるはずです。これは労働基準法第106条によって皆さんが入社した会社が、みなさんをはじめとした従業員に周知を義務付けられていることによって、システムの中に設置されているのです。
 いわゆる「仕事をするにあたってのルールブック」ですので、必ず目を通してください。可能であればダウンロードして自宅でも見られるようにしておくことをお勧めします。併せて就業規則、賃金規程、退職金規程、慶弔見舞金規程、旅費規程、育児休業規定、介護休業規定などが付属していることも多いです。細かいお金の定めやお休みのルールも大事ですが、まずは就業規則の本文を読んでください。・・・

・・・そして、ずっと今いる企業に勤め続けるとしても、「働き方改革」の波が全く来ないということはありえません。その時に自分の勤務先がどのように人事制度を変え、どのように社員の皆さんに働いてもらおうと考えているのかを知るためにも、今のルールを保管しておいて、その時にどうルールを変えたのかを新旧比較して理解しておく必要があると考えるのです。そのことは単に「働く側」の立場としてだけではなく、将来管理職となって部下を監督する立場になった時にも、起業するなり、入社した会社の社長あるいは関連会社の社長となって「人材を雇う」立場になった時にも必要なことなのです。
 「ルールを明確に示して人材を雇うこと」「公明なルールに従ってビジネスパーソンとして働くこと」双方がますます大事な時代になってきています。そんな時代に社会人になったみなさんが、働くルール、働かせるルールをよく知って社会に貢献することを何より願ってやまないのです。

働き始めた若い人々への思いが感じられるエッセイです。

|
|

« 産業競争力会議雇用・人材分科会有識者ヒアリング(2013年11月) | トップページ | 海老原嗣生『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』 »

コメント

新卒のシューカツに関連した話題として…この時期におそらく日本全国津々浦々のカフェやそこかしこの公的空間で日中繰り広げられている社会人と学生との間の微笑ましい談話(OB訪問等の面談)について。これはある意味、現代ニッポンを特徴づける、他の外国と差別化しうる社会的イニシエーションの好ましい営みといってよいのでしょうね。学生は面談を積み重ねることで、様々な諸先輩社員の生の経験や思考様式を通してその後の自分自身のワークライフをシミュレーションしています。これは皮肉でも何でもなく、この壮大なシューカツという営みそのものはメンバーシップ型雇用の最大の長所といってよいのでしょうから、このままキープしていくべきなのでしょう。その点、ジョブ型組織の採用は身も蓋もなく、原則として「新卒」(未経験者)というポジションはありませんから日中からカフェで学生と楽しい談話をしている余裕はないのですね…。以上、遅めのカフェランチでの羨ましく、微笑ましい光景を見ての投稿です。

投稿: ある外資系人事マン | 2018年5月17日 (木) 13時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3288/73483291

この記事へのトラックバック一覧です: 岸健二編『業界と職種がわかる本 ’20年版』:

« 産業競争力会議雇用・人材分科会有識者ヒアリング(2013年11月) | トップページ | 海老原嗣生『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』 »