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鄒庭雲『派遣労働契約法の試み』

07664鄒庭雲さんより『派遣労働契約法の試み 派遣労働契約の法規制をめぐる日・中・仏の比較法的考察』(日本評論社)をお送りいただきました。ありがとうございます。

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7664.html

労働者派遣の法規制はどうあるべきか。日・中・仏の比較を通し、三者間の派遣労働契約という形に着目した新たな視座を提供する。

2015年に派遣法の大改正がされて以降、本格的な派遣労働法の論考が続々と刊行されてきていますが、本書はその中でも、「派遣労働契約」に着目した比較法研究として注目すべき内容があります。とりわけ、著者が中国人であることもあり、中国の派遣労働法との比較は、日本人には見えにくい日本の派遣法の特徴を見える化してくれる面もあり、大変有益です。

はしがき

序論 問題意識と検討の視角
 第1章 問題の所在
 第2章 比較法的研究の意義と分析視角

第1編 日本
 第1章 日本における労働者派遣とその制度の特徴
 第2章 派遣労働契約の内容決定のあり方
 第3章 派遣労働契約による雇用確保のあり方
 第4章 派遣元と派遣先の間の責任帰属の構造

第2編 中国
 第1章 中国における労働者派遣とその制度の特徴
 第2章 派遣労働契約の内容決定のあり方
 第3章 派遣労働契約による雇用確保のあり方
 第4章 派遣元と派遣先の間の責任帰属の構造

第3編 フランス
 第1章 フランスにおける労働者派遣とその制度の特徴
 第2章 派遣労働契約の内容決定のあり方
 第3章 派遣労働契約による雇用確保のあり方
 第4章 派遣元と派遣先の間の責任帰属の構造

第4編 総括
 第1章 問題状況の基盤における違い
 第2章 三ヵ国における派遣労働契約の法規制上の位置づけ
 第3章 日本法への示唆――「派遣労働契約法」の試み

鄒さんは今年5月から中国の華東政法大学(上海)にいかれるそうですが、派遣法に限らず、今後重要性を増す中国労働法について、日本との橋渡し役になっていっていただきたいと思います。

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