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JILPT「独立自営業者の就業実態と意識に関する調査」

昨日、JILPTが記者発表した「独立自営業者の就業実態と意識に関する調査」が結構注目されているようです。前浦さんと西村さんという若手研究員による調査結果の速報です。

http://www.jil.go.jp/press/documents/20180328.pdf

そもそも論として、ここで取り上げられているフリーランスやクラウドワーカーなど、雇用じゃないけど雇用みたいな「雇用類似の働き方」をどこまで「独立自営業者」と呼べるのかという議論もあり得るところでしょうが、この調査結果はなかなか興味深い情報を多く含んでいます。

独立自営業者(フリーランス、個人事業主、クラウドワーカーなど)全体でみたときの一年間の報酬総額は200万円未満の者が6割に上る一方で、仕事全体の満足度は高い。
●1ヵ月あたりの平均作業日数
・1ヵ月の平均の作業日数は、「7日以下」の者が全体の3分の1程度を占めるが、作業日数が2週間を超える者も50.1%に上る。クラウドワーカーは、2週間以内の作業日数の者が7割程度を占めており、独立自営業者全体と比べると作業日数は短い傾向にある(図表Ⅱ‐3、16)。
●一年間で得た報酬総額
・一年間の報酬総額(税金・社会保険料などを差し引かれる前の額)は、「50万円未満」が39.9%に上り、200万円未満で全体の6割を超える。なお、専業の者の報酬額は、兼業の者よりも、主たる生計の担い手の報酬額は、主たる生計の担い手ではない者よりも高い傾向にある。また、クラウドワーカーの報酬額は、独立自営業者全体と比べると低い傾向にある(図表Ⅱ‐4、5、6、17、18、19)。
●独立自営業者の満足度
・「仕事全体」の満足度は高い傾向にある(満足している/ある程度満足しているの合計68.0%)。各満足度を見てみると、「働きがい」や「働きやすさ」に対する満足度は高く、それらに比べると「収入」に関する満足度は、低い傾向が見られる(図表Ⅱ‐30)。
●整備・充実を求める保護施策
・独立自営業者およびクラウドワーカー共に、整備・充実を望む保護施策のうち特にニーズが高かった項目は、契約内容や方法に関する事柄やトラブルがあった際の解決機関の整備に関する事柄であった。ただし、「特に必要な事柄はない」が最も多い回答となっている(図表Ⅱ‐33、36)

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