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『働く女子の運命』第5刷

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 拙著『働く女子の運命』(文春新書)の第5刷が届きました。刊行から2年余りで5刷というペースは、読者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

ここ数日の間にも、いくつかの書評がネット上に上がっています。ブログでは:

http://blog.livedoor.jp/do_not_overeat/archives/9056066.html (blog:合言葉は腹八分目。)

歴史、女性の雇用に関して20世紀から現代まで。特に、日本の給与体系において20世紀頭は「生活給」という概念が大きかった。男は仕事、女は家事育児。養う人の多い少ないで給与を決める。ジョブより、ヒトで給与を決める。それも昨今改善されてきたが。今は当然の考えだが、当時の改革者は産業界と忸怩たる葛藤があったことは想像に容易い。日本は女性の雇用をより促進し、管理職や議員もまずは強制的に割合を決めるべきだと思う。

http://keiri-shukatsu.hatenadiary.jp/entry/2018/02/03/123539 (工場経理マン雑記)

僕の会社にも「女性活躍会議」なるものがあります。
そこに、僕の同期が何回か参加しています。もちろん、女性です。
そこに、女性管理職(Aさんとします)が呼ばれて、仕事の仕方や考え方を聞く機会があったそうです。
僕の同期の感想は、「そこまでして出世したくない」でした。
Aさんと一緒に仕事したことがある人は、「彼女のような働き方をしたら大抵の人が身体を壊すだろうな。お手本として呼ぶのはどうなのかな…」といっていました。
実際、その方にはお子さんもいるらしいのですが、仕事上のメールは大抵夜中の2時くらいに発信されていたそうです。
それ自体はすごいことですが、それって結局、男性的に働け、ということになってしまいますよね…。
先ほど、上司の女性に対する意見に「出世意欲がない」がありましたが、要するに、「出世=会社の都合を最優先すること」という考え方なのです。
ゆとり世代からなのかどうかわかりませんが、僕はこれに非常に衝撃を受けました。
こんな旧態依然としたことをまだやっているのかと…
「働き方改革」の先は長そうです。

また、ブクログという書評サイトでは、「2nd Hornさん」が、

http://booklog.jp/users/ikthr/archives/1/4166610627

本書は女性・職場・社会との連関を、近現代史、特に法令・政策の観点でまとめられている。自分自身は均等法施行後に就職したことと業界の関係もあり、日々の仕事の中でジェンダーギャップをこれまで感じる機会はほとんどなかった。しかしそれは、社会一般から見ればかなりレアな例だということが一読してわかった。そうした背景もあり、女性と労働のレリバンスは課題意識になかった。本書では女性にまつわる現行の制度が先人たち(特に女性)の労苦の上に成立していることが、史的に説明されている。まだまだ問題が山積している現代社会に、こうした諸問題に取り組める人材が、各所で求められる。とすれば大学教育が果たせる役割はまだまだ大きい。
本書の題名がやや本文と距離感がある。やはり編集部側の意向なのだろう。

 

 

 

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