『情報労連REPORT』11月号は「非雇用」特集
『情報労連REPORT』11月号が届きました。今号の特集は「非雇用のいまとこれから」です。
http://ictj-report.joho.or.jp/special/
以下の通り、大変充実したラインナップになってます。
労働契約と請負契約の違いは?非雇用型就業の法的ポイントを知る 長谷川聡
「非雇用型」を促進する安倍政権政策決定の背景を読み解く 上西充子
プラットフォームビジネスに潜むリスク仕事の請負・細切れ化のキケン 管俊治
条例制定と組織化で労働環境を改善アメリカ労働運動の新潮流 高須裕彦
請負労働者の組織化をどうする?職種・業種を核に相互扶助の強化を 遠藤公嗣
フリーランス当事者が協会を設立企業と個人の対等なパートナーシップをめざす 平田 麻莉
安さ優先が翻訳にも悪影響発注者側の品質意識が低下 高橋さきの
「年収100万円未満」個人請負アニメーターの現実 現場で働くアニメーター
広義のフリーランスは1122万人年収や労働時間は?
歴史から見る「雇用によらない働き方」 金子良事
最後の金子さんの歴史論の向こうを張るわけではありませんが、今日の非雇用化への動きを見ていると、ここ100年、あるいはイギリス産業革命から考えればここ200年くらいの「雇用労働化」の流れがもしかしたら逆転し始めたのかも知れないという気もします。
実を言うと、ここ数十年くらいの非正規労働に関する議論は、パート、有期、派遣と雇用労働の範囲内に視野が集中していましたが、それ以前に遡ると、雇用だか非雇用だかわからないような就業形態が結構あちこちにいっぱいあって、不完全就業、あるいは潜在失業といった文脈で結構議論されていたりするんですね。
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