『労務事情』11月1日号に「強いストレスを感じる労働者59.5%」を寄稿しました。
去る9月7日に平成28年 労働安全衛生調査(実態調査)が発表されました。これは安全衛生管理全般について調査するもので、いろいろと興味深い調査結果がありますが、ここでは仕事や職業生活における不安やストレスに関する事項についてみておきます。
まず何よりも目を引くのは、現在の仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合が59.5%と6割近くもあることです。単にストレスを感じているというのではなく、「強い」ストレスを感じているというのですから、ただごとではありません。・・・・・
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国際比較では、以下のようなデータもあるようですが、どうなのでしようね。多いのか少ないのか、相場感がなかなか難しい情報だと思います。
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「ストレスの多い仕事か」を聞いた質問の回答は、スウェーデンが最も高く9割近くとなっていた。第2位以下5位までは韓国、フランス、英国、ノルウェーである。
比較対象となっている21カ国のうち、約半分の11カ国では仕事のストレスを感じている人が8割以上であったが、日本は72.0%とむしろ低い方に属する。
仕事のストレスの国際比較 - 社会実情データ図録
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3274.html
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データ自体は以下からの孫引きのようで、OECD がデータを収集しているわけではないようですね。ILO や WHO も探してみましたが、似たデータは探せませんでした。
Society at a Glance 2009 OECD Social Indicators
Work satisfaction
http://www.oecd-ilibrary.org/social-issues-migration-health/society-at-a-glance-2009/work-satisfaction_soc_glance-2008-31-en
投稿: IG | 2017年11月 1日 (水) 22時28分