自分の頭で考えるヒント
読書メーターで、もう8年前の本ですが、『新しい労働社会』に対してこういう評をいただきました。
https://bookmeter.com/reviews/67295834
最近は中身も分量も薄い新書が目立ちますが、本書はとても重厚な内容で労働問題を学ぶ人には必須の書ですね。2009年の発刊ですが、ここで指摘されている日本型雇用システムの制度疲労、賃金制度改革の必要性、ただし社会保障制度とセットでといった問題点は何一つ解決していません。日本は企業が育児や教育など本来は政府がやるべき部分までてあてしてきたが、それが限界を迎えている。そんな中、安倍政権がこの総選挙で打ち出した働き方改革がどのような社会につながるのかを、自分の頭で考えるヒントが本書にはあります。
「自分の頭で考えるヒント」との言葉は嬉しい限りです。
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