長時間労働は「三つ子の魂百まで」
東京大学中原淳研究室のサイトに、「長時間労働は「三つ子の魂百まで」」という記事が載っていて、いや全くその通りだなと思った人も多いのではないでしょうか。
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/8197
「長時間労働とは学習の結果である」
とりわけ、学習は「新入社員」のときからはじまっています。
新入社員の時に求められた働き方がテンプレートになり、かつ、新入社員の頃の職場メンバーや上司の働き方を「観察学習」し、長期に学び取った結果、「長時間労働をなんとも思わない身体」が完成されてしまうのだ
自分の新入社員時代を思い出して、そうだそうだと思い返している中年世代の方が山のようにいるのではないか、と。
とりわけ、
「ここからは残業時間になるよ」という「境界」を、そもそも一度も「意識せず」に働いている人々がいる
言葉の正確な意味での「時間無限定」正社員の生き方が、あたかもひよこが卵から孵ったその時に見た先輩の生き方を丸写しにするように吸い込んで体現していくという永遠のミームの連鎖が・・・。
この深層心理のラーニングをアンラーニングすることが容易ではないのはよくわかります。
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