hontoのブックツリーで拙著が
hontoという本のサイトに、ブックツリーという「本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの;関心・興味や気分に沿って紹介するサービス」があり、そこに拙著が挙げられていました。
まず、河野真太郎さんが選んだ「労働のいまと〈戦闘美少女〉の現在」というツリーには、斎藤環さんの『戦闘美少女の精神分析』、斎藤美奈子さんの『紅一点論 アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』、河野さん自身の『戦う姫、働く少女』など、いかにもそうだろうなという本と並んで、拙著『働く女子の運命』が挙がっています。
https://honto.jp/booktree/detail_00004582.html?cid=ip_item_bt_1
本書は女性の雇用慣行の変遷を辿り、男女雇用均等法以後においてさえも働く女性の苦境が解消しない理由を説得的に論じる。所属を基礎とするメンバーシップ型の雇用慣行は、いまだに仕事に人間を貼り付けるジョブ型雇用へと転換していない。そこから生じるのが『戦う姫、働く少女』が見据える、女性化された流動的労働力の現在だ。
うーーむ、本書に出てくる働く女子たちは「戦闘美少女」だったのでしょうか。
さらに、「私の会社はブラックか・・・?不安になったら読みたい、働き方を考える本」というツリーには、5冊のうち拙著が2冊入っています。
https://honto.jp/booktree/detail_00002840.html?cid=ip_item_bt_1
理論的な労働法制と現実の労働社会の結びつきが簡潔にまとめられた本です。会社には労災や安全への配慮義務、福利厚生、労働組合など司法に支えられた体制がきちんと存在しています。たとえば仕事に追われ思わぬケガをしたとき、残業代が出ないとき、自分を助けてくれる実用的な知恵を明確な根拠とともに与えてくれる一冊です。
うーーむ、「実用的な知恵」の本ではないのですが・・・。
実際の労働環境や労働条件など、会社に入ってみてわかることは多いです。しかし、度を越えた労働時間やパワハラといった問題がどのように生まれたか、わからないままでいる人も多いでしょう。その成り立ちを解き明かし、現在の働き方の異常さを白日の下にさらすことで、読み手にそれを変えるヒントを授けてくれる一冊です。
うーーむ、「変えるヒントを授ける」かどうかはわかりませんが、少なくとも「その成り立ちを解き明か」そうとした本です。
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うーむ、ふむふむ…。どうやら我らがHamachan先生はわが国雇用分野のアイコンとなられたようですね〜内容の理解度は必ずしも?ではありますが…。
ともあれ、次の新作が楽しみです。
今度もキャッチーなタイトルの新書本でお願いします!
投稿: ある外資系人事マン | 2017年10月12日 (木) 08時40分