『季刊労働法』2017秋号
『季刊労働法』2017秋号が届きました。特集は「働き方改革はどこに向かうのか」です。
特集記事は4本。まず内閣府の参事官だった武田康祐さん(現在は厚労省に戻って賃金課長ですが)の「働き方改革の実現に向けて」。これはもう事務局として淡々と書かれています。
次がわたくしの「労働時間の上限規制とインターバル規制」。戦前の工場法から紐解いて、時間外労働の上限規制が実現に至らなかった歴史を詳しく述べています。なお、原稿を送ってから例の連合の要請事件があったので、若干の追記をしています。
三つ目は和田肇さんの「いつになったら先進国並みの年休制度に」。冒頭の「はじめに」で、日本的年休感覚にどっぷり浸かった人からからかわれたり批判されたりした経験を書かれていて、その気持ちがとてもよくわかります。
四つ目は監督官出身の社労士の北岡大介さんの「労働時間規制と行政上の履行確保」。実務家の注目する今年の新ガイドラインを初めとして、現場目線でいくつもの論点を取り上げています。
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